「発達障害」と言っても障害の範囲は幅広い。
生まれつきのものもあれば、生後の環境によるものもある。
健診時にアドバイスされる場合や、「他の子供と比較して
成長が遅いかも・・・」と感じながら子育てしてるお母さんもいるようです。
最近の就学時前健診では、殆どの子供が「発達障害グレーゾーン」ではないかと
指摘されることが多い。
その時点で、支援学級や支援学校への検討するように言われ、驚くお母さん。
日々、多くの子供たちと接している私だが、
お母さんは全く気付いていないが「この子は、もしかして・・・」と思う事がある。
そんなグレーゾーンの子供が劇的に変化する生活習慣とは?
3種類の発達障害
発達障害には、
「自閉スペクトラム症(ASD)」
「注意欠陥多動性障害(ADHD)」
「学習障害(LD)」と大きく3つの種類があります。
この3つの発達障害の原因は、
「生まれつきの脳の不具合」にあります。
また、脳科学の観点からは、生後スマホなどによる動画視聴を毎日見ることが
習慣的になっている子供は、脳が変形し成長に遅れがでるようになり
言葉の遅れや記憶力に影響を及ぼすことが、わかっています。
生まれつき脳の機能の一部に、何らかの不具合を生じているために
発達障害の症状が引き起こされています。
障害の種類によって、症状に気づく時期が違う為はっきりと断定するのは
とても難しいのです。
生まれたばかりの赤ちゃんが、成長とともにお母さんが
「もしかして発達障害・・・?」と子供の違和感に気づく場合もあれば
大人になるまで気づかれにくい障害もあります。
発達障害と睡眠の関係
発達障害には、睡眠の問題が深く関係しています。
発達障害の脳は、成長過程において脳の機能が不十分で覚醒と睡眠を
調節する中枢神経系の機能不全が考えられています。
発達障害児の50%が、睡眠問題で悩んでいると言われています。
寝つきが悪かったり、途中で目が覚める、不規則な睡眠により
集中力が低下し、不登校や不登園など学校生活や家庭に
影響を及ぼします。
生活のリズムと整える3つのポイント
朝陽を浴びる
人体のリズムをコントロールする体内時計は、24時間ではなく24時間よりも
少し長く設定されているため、そのずれをリセットするためにも
朝起きたら陽の光を浴び、朝だあることを脳に知らせます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、「昼」「夜」の区別もわからないし
もちろん体内時計も出来ていません。
だから朝は、寝たままにせず起こして陽の光を浴びさせることが
とても大切になります。
朝陽を浴びることで、脳内のセロトニンの量が増えセロトニン神経も
繋がっていきます。
しっかり寝る
生活のリズムを整える上で、量・質と共に高い水準の睡眠をとることが
とても大切です。
乳幼児の場合は、昼間しっかり運動や相手をしてあげて下さい。
規則正しい食事をする
朝起きて、体内時計が狂っていると食欲がありません。
しっかり寝られていれば、朝起きた時自律神経が活発になり
脳が空腹を意識します。
規則正しい食事で、身体の脳を刺激することができるのです。
特に朝ご飯をしっかり食べると体内時計が刺激され、正しく動きだします。
体内時計が正しく動きだせば、朝食を食べた後に、便が出るはずです。
もし、便がでないのなら体内時計が働いていない証拠になります。
まとめ
発達障害と言われた子供が、生活リズムを整え充分な睡眠を取るように
したら、行動が激変したとの事例があります。
脳は、寝ている間に成長をするのです。
「発達障害かも・・・」と思っているお母さんは、生活のリズムを
改善してみませんか?
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