幼児に読み聞かせをしていると、まるで文字を読んでいるかのように
スラスラと読むことがあります。
「え!文字読めるの? 凄い!天才かも・・・」と思うお母さんが
いるかもしれませんが、本当に文字を読んでいるのでしょうか?
読み聞かせによって吸収のよい柔らかい脳ができる!
生まれてすぐに読み聞かせを始めると、脳は成長と共に柔らかくなり
記憶力のある脳になっていきます。
乳幼児は、繰り返しが好きです。
たとえば、「コロコロ」「どんぶりこ どんぐりこ」「じゃぶじゃぶ」
など擬音語が多いです。
擬音語は、乳幼児にとって覚えやすいのです。
簡単な擬音語を繰り替えし言ってるうちに、毎日読んでもらっている本の
挿絵などを手がかりに、言葉を丸暗記するようになります。
けっして、字を読んでいるわけではありませんが、薄い本を丸暗記する記憶力が
あれば、文字もすぐに覚えられるでしょう。
本を丸暗記するレベルまでの記憶力アップするには、
どんな働きかけをすればよいでしょうか?
記憶力アップするための働きかけとは?
基本は、読み聞かせです。
1日最低10冊以上の読み聞かせが必要です。
記憶力は、少しずつつくのではなくあるレベルに達するまで
全く変化が見られません。
この時点で諦めてしまうお母さんが多いのですが
レベルに達すると、面白いように覚える言葉がどんどん増えていきます。
そのレベルまで根気よく、続けることが大切なのです。
私が指導した乳幼児たちのお母様は皆、凄い記憶力に驚いていました。
本以外にも、ことわざや慣用句、四字熟語、俳句、短歌カードなども
どんどん覚えていきました。
「家に帰って5枚のカードを1度読むだけで、全部覚えてました!」
とお母様が驚いていました。
覚えるのも速いが、忘れるのも速い!
記憶力アップで、どんどん覚えるようになっても
脳への働きかけを続けないと、忘れていきます。
繰り返し、繰り返しで脳への働きかけを続けていく行く必要が
あります。
この記憶力の高い脳の状態で入学した子供は、学校の授業を1度聞いただけで
記憶することができます。
お母さま、学生時代の定期試験の時
「全然、勉強しなかったのに・・・」と言いながら高得点の友達が
いませんでしたか?
私は、そんな友達がいました。
「どうせ影で勉強してるんだろう・・・」と思って友達を見てると
本当に勉強していなかったのです。
そこで、友達を観察していると本が好きでいつも本を読んでいました。
会話中にも「それ、授業中に先生が言ってた。」と言うことも
よくありました。
友達の凄い記憶力にビックリし、とても羨ましかったです。
高い記憶力を持っているという事は、自分にとって凄い財産だと思います。
でも、高い記憶力をつけることを自分ではできない。
物心ついた頃には脳の発達はほぼ終わっているからです。
脳の発達は、3歳までで人生で使う脳の70%は出来上がっているのです。
我が子が記憶力のある子供にしたいと思ったら、生まれたらすぐに
読み聞かせを始めることです。
まとめ
記憶力のある脳を作るには、生まれたらすぐに読み聞かせを始め
3歳遅くても入学までに、脳への働きかけを続けると
記憶力の高い脳を作ることができます。
コメント