日々の働きかけを通して、母と子の愛情の絆を深めていく・・・
それが「賢い子」に育てる出発点。
子育ての楽しさを味わいながら、最高の子育てをしていきましょう!
「賢い子」とは?
本当の意味での「賢い子」とは、豊かな知識と知恵・優しい心・前向きな気持ちを兼ね備えてる
つまり、知・情・意の三面にわたってバランスのとれた子ではないでしょうか。
知育と情緒教育を別々に考える方も多いようですが、実はそれらは織物の縦糸と横糸と
いうべきで、一緒に織っていかなくてはならないものなのです。
0歳から3歳の乳幼児は、脳が一番活発に成長する時期、まさしくスポンジが水を含むように
働きかけたことすべて吸収していきます。
そんな時期に何を使って、どう働きかけをすればいいのでしょうか。
子供の興味に合わせて、本や童謡やカード、ボール、さいころ、パズルなどを
使って働きかけをすることで、母と子の愛情の絆が培われます。
その絆を基礎にして、たくさんの知識や知恵を身につけ意欲的に頑張れる心
思いやりのある優しい心が育まれます。
3歳までの働きかけ効果が勝負!
幼児の脳は、3歳までに大きく発達し、6歳でほぼ80%が出来る・・・
このような急激に発達する時期に出来る限り良い働きかけをして、
しっかり刺激すると、成長しようとする脳細胞がさらに活発に活動し
子供の素質そのものをどのようにでも高めていくことができます。
逆にこの時期を逃すと、「使われなくなった能力はどんどん低下
する」ということになります。
3歳までに成長する60%の部分は、特に言葉に敏感に反応する部分で
この時期に充分な語りかけがされていないと、後々の思考力の発達に大きな影響があります。
ちょっと、怖いですね。
我が子がどんな能力を持っているのか、まだわからないこの時期。
でも、この時期が子供の能力開発の黄金期だとしたら・・・
この子の将来の成長にとても大切な時期なのです。
みすみすボーッと過ごして後で後悔しないように!
読み聞かせの大切さ
何のために読み聞かせをするの?
文字が読めない子にとっても、読める子にとっても
読み聞かせのひと時は、親子の愛情確認の場であり
心の安らぐ大切なときなのです。
子どもは、大好きなお母さんの側で自分のお気に入りの本を読んでもらう。
お母さんにとっても幸せな時間ですね。
そんな時間を重ねながら子どもとお母さんは、親子のコミュニケーションを
より深めていきます。
また読み聞かせ効果は子どもの情緒を安定させ、言葉の使い方を覚えるとともに
言葉の数を増やしイメージの世界を広げます。
下手だから・・・。忙しいから・・・。
と思わずにどんどん読み聞かせをしてあげましょう。
こうして絵本を読み聞かせしてもらって堪能した子どもは、
自ら本を読んでみたいという気持ちになり、将来読書好きな子どもに成長するのです。
読書は、考えるための言葉や自分で知ろうとする気持ちを育み、人間形成の上でも
学力の上でもおおいにプラスになるはずです。
読み聞かせする時に気を付けることは?
- 乳幼児は、膝の上に抱いて(大きなお子さまは、横に並ぶ)同じ方向から
読みましょう。 - 子どもは、絵も楽しんでいます。大人のペースでめくらず子どもにめくらせましょう。
- 同じ本を繰り返し読むことをせがまれたら、何度でも読んであげてください。
きっと、お気に入りの本なのでしょう。
同じ本を、2回読んだら2冊とカウント! - 読む本は、基本子どもに選ばせましょう。
- 本のジャンルは偏らず、いろいろな本を読んであげましょう。
- 読み聞かせした本は、記録しておきましょう。
何冊読んんだのか、子どもの本の好み変化がわかります。
読み聞かせの目標冊数は、1万冊です。
まとめ
20年間「賢い子」を育ててきて
0歳から読み聞かせをされた子どもは、言葉を発しない時期から
大人の言うことは、理解できます。
発語も早く、大人と意思疎通もできます。
なので、自分の気持ちが伝えられないことで
泣いてわめいたり、かんしゃくを起こすことはほとんどありません。
していけない事は、キチンと理由を話してあげれば聞き分けもよいです。
お母さんの毎日の働きかけは、おでかけして公共交通機関を利用した時などに
はっきりと表れます。
「甘える」と「甘やかす」とは、別のこと。
「意思」と「好み」との違いを間違えると後々、わがまま全開になって手に負えなくなります。
0歳から読み聞かせをたくさんしてもらって本好きになった子は
中学生、高校生で学力の面で困ることはありません。
豊富が語彙力、読解力、思考力、素晴らし記憶力があり、その力は他の教科にも発揮されます。
子育ての時期は、二度と来ない素晴らしい時です。
大切な時期を楽しみながら、そして我が子の伸びる芽を信じて伸ばしていってあげましょう。
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