「タコス」「ケバブ」「シュラスコ」などよく聞く言葉ですが
何の肉を使っていて、どう違うのが知ってますか?
「タコス」「ケバブ」「シュラスコ」の違いについて調べてみました。
「ケバブ」はトルコ料理!
「ケバブ」とは?
「ケバブ」とは、魚や肉、野菜などをローストした中東地域の料理です。
日本では、大きな鶏肉や牛肉の塊を回転させながら焼きいた肉をナイフで薄くそぎ落としたものを
パンにはさむのがトルコ料理の「ドネルケバブ」と呼ばれるものです。
お店や屋台で見かけるケバブ屋さんは、ほとんどが「ドネルケバブ」です。
ちなみに「ドネル」とは「回転する」という意味です。
串焼きのケバブは、「串」を意味する言語を付けて、インドでは「シーク・カバーブ」
トルコでは「シシュ・ケバブ」、アラビア語圏では「シーシュ・カバーブ」と呼ばれています。
使っている肉
「ケバブ」の食文化を持つ地域は、イスラム教徒の住む国々が殆どなので
イスラム教で禁止されている豚肉は絶対に使いません。
ケバブに使われる肉は、最も多いのが羊肉、次に牛肉、鶏肉などです。
地域によっては、アヒルや魚を使うところもあり、ヒンドゥー教徒の多いインドでは
牛肉は使いません。
作り方
薄切り肉を特製の調味料で味付けして大きな串に刺して重ねて肉の塊を作っていきます。
バランスよく薄切り肉と牛脂を重ね、余分な部分を切り取ったら準備は完了です。
焼けた部分をナイフで削ぎ落とし、「ピラウ」と呼ばれるバターライスの上に乗せたりパンに挟んだりして食べます。
トルコでも日本と同じように気軽なファストフードとして「ドネルケバブ」は親しまれています。
「タコス」「シュラスコ」の違い
シュラスコ
「シュラスコ」は、ブラジルの料理です。
串に鶏肉、豚肉や牛肉を指して岩塩で味付けして炭火でじっくりと焼き上げます。
お店では、テーブルにその大きな肉を串ごと持ってきてくれ、切り取ってお客さんの食べたい分を
サービスしてくれます。
肉ごと持ってくるところが、「ケバブ」と違う料理です。
「ケバブ」はパンで包みます。
「タコス」
「タコス」は、メキシコを代表する料理のひとつです。
「トルティーヤ」というトウモロコシをすりつぶして作る生地を薄くのばして焼いたものに
いろいろな具材をのせ、サルサをかけて食べます。
トウモロコシの代わりに小麦粉の「トルティーヤ」が北部メキシコで使われているようです。
「タコス(taco+複数形のs)」という単語そのものが「軽食」を意味します。
まとめ
「シュラスコ」と「タコス」は南米の料理、「ケバブ」は中東のトルコ料理です。
「ケバブ」と「シュラスコ」、「タコス」との1番の違いはケバブでは絶対に豚肉は使わないことと
薄切り肉を重ねて作っていることも、「ケバブ」の大きな特徴となります。
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