インフルエンザの予防接種、副作用の症状・重篤前兆はどんな症状?

生活

インフルエンザの対策として予防接種が有効なのは、わかっていても
接種をためらう人は多いようです。

その理由の一つが、副作用の心配です。

予防接種したすべての人に、副作用が見られるわけではありませんが
重篤な症状を過去に引き起こした事もあるので、小さな子どもへの接種を
ためらわれる傾向があります。

予防接種を安心して受けられるように、副作用の症状や気をつけたいことを
調べてみました。

 

予防接種後に気をつけることは?

多くの場合、予防接種の副作用は接種後24時間以内に現れるとされています。
重篤なものは、接種後すぐに異変が現れます。
重篤な場合の症状を早く知るためには、接種後の過ごし方に
気をつけて、すぐに発見して迅速に対処できるようにしなければなりません。
十分にワクチンの効果を得るための予防接種後の過ごし方も大切です。

大人の場合

予防接種後、大人が最も気をつけなければならないのは、飲酒です。
飲酒は禁止されてはいませんが大量に飲むと、副作用が出たり長引かせたり
悪化させたりします。
接種した当日はもちろん、大量の飲酒はできれば2~3日は控えましょう。
体が元気な状態でないとワクチンによる抗体を十分に作ることができません。
接種した当日は、激しい運動は避けて安静に過ごさなければいけません。
日常生活の軽い運動は大丈夫です。

入浴は、接種後1時間後に副作用がなければ、問題ないとされていますが
接種した箇所は強くこすらないようにして、長く浴槽につかることもやめましょう。

子供の場合

子供は大人と比較して免疫がつきにくいです。
2回接種が推奨されているのは、13歳未満の子供です。
1回目の接種から2~3週間空けてから、2回目を受けるようにします。
予防接種を受ける時は、自分の状態をうまく説明できない小さな子供の場合は
周囲の大人が注意を払って副作用を見落とさないようにしなければいけません。
接種後30分は安静にさせ、注意く全身状態を観察します。

子供も抗体をしっかり作るために、激しい運動は控えます。

入浴は、こすったり赤く腫れたところをかいたり、こすったりしないようにして注意し
長風呂も避け、シャワーで済ましてもよいでしょう。

予防接種の副作用

副作用の症状

インフルエンザの予防接種をすると、副作用が出る場合があります。
その症状は様々で、数日でほとんど治まる軽いものから命にかかわる重篤な副作用もあります。
予防接種前に、きちんとどのような副作用があるのかを知っておきましょう。

軽い副作用

・接種した人の約10~20%に赤く腫れることがありますが2~3日でほとんど治まる。
痒みがある時は冷たいタオルで冷やして、かきむしらないようにする。
腫れが引かなかったり、大きくなる場合には医師の診察を受ける。

・接種した人の5~10%に頭痛や熱や全身のだるさの症状が見られる。
数日で症状は消えるので心配はいらないが、38度以上の熱が続く時は受診する。

・まれに腹痛や下痢の症状が出る人がいます。2~3日で治まる。
水分補給をこまめにして脱水症状を起こさないよう注意し消化のよい食事をとる。

重篤な副作用

・湿疹やじんましん、痒み、めまいや立ちくら、下痢や腹痛、呼吸困難などの
アナフィラキシーショック症状が出る。接種後30分程度で反応が起こり始める。
症状が現れたら適切な処置を直ちに行う必要。

・麻痺や手足のしびれ、筋力の低下などギラン・バレー症候群が見られる。
接種後すぐに出たり、数週間経ってからの時もある。
歩きにくかったり、手足が動かしにくい異変を感じたら、急いで受診する。

・脳や脊髄などの炎症や重い後遺症を残す急性散在性脳脊髄炎場合がある。
多くがワクチン接種から10~14日後に発症し、嘔吐、頭痛、発熱を伴って
痙攣や意識障害が見られる。

・ワクチンが原因で、肝臓の機能が低下する肝機能障害・黄疸を起こすことがある。
白目や皮膚が黄色っぽくなって、放置すると肝硬変や肝臓がんを引き起こす場合がある。

・喘息の持病があると、ワクチンによって喘息の発作が誘発される。
ゼーゼーと音が呼吸時にして、咳や咳が出て、さらに悪化すると呼吸困難になる。
接種後2週間~4週間以内に強い発作が出たらすぐに受診する。

重篤な副作用の前兆を知る

重篤な副作用が現れたら、一刻も早い受診をして適切な処置を受ける必要があります。
重篤な副作用が現れる前触れを知って、症状を見落とさないように注意深く観察しましょう。

・血圧の低下、けいれん、ふらつき、冷や汗
・呼吸がしにくい、息切れ、動機
・手足が動かしにくい、歩きにくい
・嘔吐、じんましん、唇の腫れ、
・目の痛み、視力低下、目のまわりの腫れ
・、意識障害、動作が鈍くなる、物忘れや口のもつれ

まとめ

インフルエンザ予防接種の効果はあると知っていても

万が一、副作用が出た場合を考えると接種をどうしての控えてしまいますね。

型が違うと、予防接種をしても意味がないことを聞くと尚更です。

インフルエンザにかかった場合、重症化する可能性が高い時は

副作用をしっかりと理解した上で

予防接種を受けておくことが必要かもしれませんね。

 

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