グリセリンを賢く使う活用法、化粧水・マウスウォッシュ・シャンプー・入浴剤など

生活

化粧水だけでなく医薬品や食品の保存、掃除などに幅広くグリセリンは利用されています。

薬局やドラッグストアで簡単に入手できるグリセリンは、さまざまなところで使用されています。

一般的に知られているグリセリンの用途などについて調べてみました。

一般的に知られているグリセリンの用途

海藻や動植物などに含まれているアルコールの一種のグリセリンは
水に溶けやすく無臭、水分を集める力があります。
グリセリンは一般的にどのようなものに使われているのでしょう。

マウスウォッシュや化粧水以外にも、グリセリンが使われています。

自作の化粧水

化粧水に使われていることは、最も有名です。
グリセリンという成分を化粧品の成分表示などで見たことがあると思います。
グリセリンの保水力を生かして化粧水に使われ、水分を空気中から集めて肌に潤いを与えます。

グリセリン化粧水は精製水とグリセリンを使うだけで簡単に作ることができます。
とても安価で、乾燥によるアカギレやヒビといった症状や乾燥肌の人に潤いを与えます。

顔や全身にも使えるグリセリンの化粧水は保存料を使っていないため
冷蔵庫で保存して1週間程度で使いきるのがベストです。

寝癖直し用のスカルプローションとして最適

スカルプローションは、グリセリンの高い保水力を活用しています。
小さじ1のグリセリンと精製水250ミリリットルを混ぜるだけで寝ぐせ直しローションが作れます。無臭で、有害な成分が入っていないため、毎日使用可能です。
好みの香りのエッセンシャルオイルを垂らしてて、香りを楽しむこともできます。

マウスウォッシュ

グリセリンの保水性や粘り気を活用してマウスウォッシュにも使われています
口に入れても害がないため、食品にも使われています。
口の中の粘膜の乾燥も、グリセリンの高い保湿性は防いでくれます。

マウスウォッシュは、精製水とエタノール、グリセリンをかき混ぜて作ることができます。
しかし市販のマウスウォッシュに使用されているグリセリンは飲用のものではないので
誤飲には注意して下さい。

洗濯洗剤

高い保水性と粘度があるので、柔軟剤や染み抜き剤としてもグリセリンは使用できます。
ぬるめのお湯250ccにグリセリン250ccと重曹37グラム、液体洗剤を少し入れ
かき混ぜると染み抜き剤ができ洗濯洗剤としても使用できます。

穀物酢とエッセンシャルオイルを混ぜれば、お手製の柔軟剤にもなります。
グリセリンには静電気を防ぐ効果もあります。

お風呂でも大活躍のグリセリン

お風呂でもグリセリンの保水力と粘り気は、活躍してくれます。
水分と混ざるとゆっくり発熱するという性質もあります。

シャンプーに混ぜる

シャンプーにグリセリンを混ぜて使用すると、グリセリンの保湿力が
髪の毛のキューティクルに働き、髪の毛を保護
してくれます。
髪の毛のシャンプーによる刺激で起こる軋みも防ぎ、効率的に頭皮を洗浄し
刺激から守ってくれます。

リンスに混ぜる

グリセリンの高い保湿能力は、リンスに混ぜると効率的に髪の毛の保護をします。
クエン酸大さじ1.5杯と水道水250cc、グリセリン大さじ1杯をまぜると
お手製のリンスを作ることができます。

浴槽に入れて化粧水風呂に

グリセリンの保湿効果を期待して、少量のグリセリンを浴槽に入れる人もいます。
そうすると化粧水風呂となって、入浴後の肌を乾燥から守ってくれます。
グリセリンを入れ過ぎると、肌へ刺激を与えることになります。
あくまで小さじ1程度を目安に入れてください。

お手製の発砲入浴剤

シュワシュワする発泡入浴剤も作ることができます。
適度なプラスチック容器にグリセリン小さじ1とクエン酸大さじ1、重曹大さじ2を入れます。
容器をよく振って混ぜて、すぐに湯船に入れます。
クエン酸と重曹の力でシュワシュワと泡が立ち、保湿効果もあり疲れも取れます。

他のグリセリンの活用方法

グリセリンローディングという飲料水

「グリセリンローディング」という飲料水が、寒い季節やスポーツをしたときの
水分補給に活用されています。
肌の水分を閉じ込める作用で化粧水に使用されているグリセリンですが
同じようなことが細胞についても言え、体内の細胞に必要な水分をキープすることができるのです。

一般的なミネラルウォーターやスポーツ飲料は、摂取しても尿や汗と一緒に体外に出やすいが
グリセリンローディングはそうではないのです。
グリセリンの力で、足がつることや細胞の水分不足も一因の熱中症も防ぐことができます。

静電気防止スプレー

一般的に静電気防止スプレーは、界面活性剤の分子の活動で付着した場所の摩擦を弱め
静電気の発生を防いでくれます。

しかし、界面活性剤の刺激が人によっては肌に悪影響を与えたり肌荒れを起こす人もいます。
界面活性剤と同じような働きがグリセリンにもがありますが、グリセリンは安心で
敏感肌の人でも問題はないのです。

界面活性剤やグリセリンを水分と混ぜると、水分が静電気を吸収してくれます。
特にグリセリンはアロマオイルとも相性が良く、好きなアロマオイルを入れて
香りを楽しむこともできます。
精製水とグリセリンとを混ぜるだけで簡単に作ることができます。

割れにくいシャボン玉

保水力が高く粘り気のあるグリセリンは、割れにくいシャボン玉液を
作ることができます。
ぬるま湯、石鹸または台所用洗剤、グリセリンを1:1:3の割合で混ぜます。
割れにくいシャボン玉を作って、子供達を喜ばせてみると楽しいかもしれませんね。

まとめ

グリセリンが化粧水、入浴剤、柔軟剤、リンスなど用途が沢山あるのに驚きました。

一家に一つ、グリセリンを常備しておくと、便利だと思います。

水分補給にも効果的なので、熱中症が心配な人や、水分補給が困難な高齢者に
グリセリンを含んだ飲料水「グリセリンローディング」は最適かもしれませんね。

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