「ゴーヤ」の効果や栄養・食べすぎると不調になるの?

料理

「ゴーヤ」は、夏場グリーンカーテンとして植えられる人が多いのではないでしょうか。

日陰を作り、たくさんの「ゴーヤ」を収穫できます。

友人から「ゴーヤ」を頂いたことがあります。

独特の苦みがあり、好き嫌いが分かれるようです。

「ゴーヤ」の効果や栄養を調べてみました。

「ゴーヤ」効果と栄養成分

「ゴーヤ」は、独特の風味があり、健康維持に役立つ栄養価が高く
それでいてカロリーの低い野菜です。

栄養成分

ビタミンC

コラーゲンの合成に必要なビタミンCがあり、軟骨や血管の正常な働きを保ちます。
日焼け対策としてもメラニン色素の生成を抑えます。

ビタミンCは、本来熱に弱いため生で食べた方がよいのですが
「ゴーヤ」のビタミンCは、加熱しても無くならないので炒めても大丈夫です。

葉酸

ビタミン12と一緒に赤血球を作る働きをする葉酸は、貧血対策になる栄養成分です。
細胞の再生や生産を助ける働きもあります。

カリウム

細胞内液の浸透圧の調整や維持する働きをするカリウムは、塩分排出を促してくれます。
浮腫は、塩分の取りすぎが原因です。
塩分を控え、カリウムの多い果物や野菜を取りましょう。

不溶性食物繊維

自然な排便を促す働きの不溶性食物繊維は、便量を増やし腸内を刺激してくれます。
不溶性食物繊維は、腸内の善玉菌のえさとなって腸内環境を整えてくれます。

モモルデシン

「モモルデシン」は、「ゴーヤ」の苦み成分で胃粘膜を保護し
胃液の分泌を促します。
胃が活発になり食欲増進になります。

加熱したときの栄養成分は?

「ゴーヤ」は、下処理の段階で失われている栄養成分があります。

水に長く浸けておくと、水溶性の葉酸やビタミンCが流れ出てしまいます。
水に浸ける時間を短くしたり、茹でずに蒸すなどして栄養成分が
流れ出ないように注意してください。

水に浸けることで苦み成分の「モモルデシン」も流れ出て、苦みを
抜くことができますが、葉酸やビタミンCも減ってしまうので
苦みも一緒に食べると、栄養成分を失うことがありません。

「ゴーヤ」を食べすぎると?

「ゴーヤ」の苦み成分「モモルデシン」は、胃液の分泌を促す働きがあるため
食べ過ぎると、胃液が過剰に分泌され胃痛になることがあります。

「ゴーヤ」の育て方

「ゴーヤ」は、栄養価が高く夏バテ予防に食べられている野菜です。

日当たり

「ゴーヤ」は西日でも枯れることがなく、日当たりの良い場所を好みます。

置き場所

熱風には弱いので、クーラーの室外機の近くは避けておきましょう。

水やり

  • 夏場
    「ゴーヤ」は比較的、葉が多いため葉から水分が蒸発しやすいので
    朝晩の2回水やりをして下さい。
    水やりの際は、花に水がかからないようにしないと蕾がしぼみ
    花が咲かず、実がなりずらくなります。
  • 冬場
    冬場は、朝1回水を上げてください。

肥料や追肥

マグネシウム不足になると、下の方の葉が黄色になるので
液体肥料を週1で、固形肥料を月1で上げてください。

ウリ科の「ゴーヤ」の土は、毎年入れ替えないと連鎖障害をおこします。
植え付ける2週間前までに、赤土 6 腐葉土 4 の割合にして
苦土石灰をひとつかみ入れて作っておきます。

植え付けや種まき

種まきの時期は、4月中旬~5月中旬。
芽が出てから、植え付けましょう。
苗を購入してもOK!

増やし方

「種まき」での増やし方が一般的です。

私達が食べている「ゴーヤ」は、熟す前の青い状態のものです。
収穫せずにいると、やがて熟して実は甘くなります。
実が朽ちると中から種が地面に落ちます。
その種を、回収して日陰の涼しい場所で保管して
来年の種まきの時期に植えると増えていきます。

収穫

夏に実とつける「ゴーヤ」の収穫時期は、緑色でごつごつしていて
大きくなりすぎる前がちょうどいいです。
縦の成長が止まり、横に広がってくると成長が止まっています。

小さい実のまま残っている「ゴーヤ」を間引いておくと
他の「ゴーヤ」に栄養が届き美味しい「ゴーヤ」になります。

利用部分

実を食べることが多いですが、他のことに活用できる野菜です。

葉はグリーンカーテンとして、綿や種は乾燥させてお茶になります。
熟した実は、甘くなるので生のまま食べられています。

効能

「ゴーヤ」は、薬用としても使われています。
種や熟した実を乾燥後、煎じると解熱や解毒作用があります。

熟す前の「ゴーヤ」は、夏バテ対策にもなります。

熟した種の周りのゼリー状のところは、デザートとして食べられています。

保存方法

水気と乾燥に弱く、常温で置いておくと傷んでしまうので
表面の汚れを拭いた後、冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。

種と綿を取っておくと、ビタミンが逃げないので緑色が保てます。
すぐに使わない時は、処理しておくとよいでしょう。

種類や品種

「ゴーヤ」には、色や形、いぼの形などが異なり様々の品種があります。

太めの「ゴーヤ」は、肉厚でジューシーです。
細長くきゅうりのような「ゴーヤ」は、苦みが少ないので
サラダとして食べられることが多いです。

丸い形の2,3センチの大きさで苦みが強いため
観賞用の「ゴーヤ」もあります。

風水

風水効果として金運アップがあります。
玉の輿やセレブ運アップの風水の食べ物とされています。

グリーンカーテンをすることで、扇風機やクーラーの電気代が浮き
夏バテ対策になり健康に過ごすことができるからだそうです。

まとめ

「ゴーヤ」は、カロリーも低く夏バテ対策にもなる優秀な野菜だということが
わかりました。

父が、畑で「ゴーヤ」を作ってたくさん持って帰ったことがありました。

「ゴーヤ」はチャンプルしか食べたことがなかった私でしたが
それがきっかけで、「ゴーヤ」料理を調べました。

豚肉と「ゴーヤ」を炒めて、刻んだ梅干しを入れた醬油で味付け
仕上げに鰹節をちらすと、さっぱりとして美味しいです。
よかったら、作ってみてくださいね。

 

 

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