勉強のできる子は、しっかり睡眠をとっている。睡眠時間が短いことによる4デメリット!

睡眠時間、デメリット、睡眠の質 子育て
睡眠時間、デメリット、睡眠の質

受験シ-ズン真っ盛りですね。

睡眠時間も惜しいくらい、勉強したいですね。

でも睡眠時間は、脳への影響は大きいのを知っていますか?

一つでも多く記憶したいと思ったら、睡眠時間をしっかりとることです。

睡眠時間が、短いことで起こるデメリットについて調べてみました。

短い睡眠時間のデメリット

集中力の低下

睡眠不足は、集中力の低下させます。
集中力が低下すると、成績に影響が出ます。

いつもなら正解できた問題も、ケアレスミスや計算ミスも増えるようになります。

論理的思考ができない

大脳皮質の全頭連合野は、人間の論理的思考を支えているところです。

睡眠が不足すると全頭連合野を休ませることができないので、機能が低下します。
論理的思考ができなくなると、文章から問題の意図を読み取ることや考えて話すことが
できなくなります。

意欲の低下

睡眠不足で心身の休息ができていないと、翌日に疲労が残り、脳内の不要な情報の整理もできず
無駄なものが残った状態になります。

そんな状態だと頭や体が重たく、やる気が起きず、何をしてもだるいと感じるように
なってしまいます。

記憶力が低下

良質な睡眠で、記憶や感情を司っている大脳辺縁系を休ませることができます。

睡眠不足だと大脳辺縁系を十分に休ませることができず、記憶低下やイライラ
しやすくなりします。
論理的思考力や集中力の低下、記憶力の低下は、成績の悪化やイライラに繋がってしまいます。

子どもの睡眠3つの役割

 記憶を整理

人間の脳は、ノンレム睡眠とレム睡眠を睡眠中に繰り返しています。
眠りの浅いノンレム睡眠の間に、脳は不要な情報を削除して眠りの深いレム睡眠の間に
脳に必要な情報を固定しているのです。

睡眠中に、ノンレム睡眠とレム睡眠を何度も繰り返して、以前までに記憶されていた
情報を結びつけて、より記憶が固定されます。

暗記しなければならないことが多くて徹夜でギリギリまで覚えようとしますが、
その分十分に睡眠を取った方が記憶力はアップするのです。

心身や脳を休ませる

普段の生活をだけでも、身体や脳は疲れます。
激しい運動や勉強をしなくても、身体や脳は疲れ、それを休ませるためにも睡眠は必要なのです。

ノンレム睡眠の間に身体と脳が休息モードに入り、レム睡眠に切り替わると脳が
今日の活動や情報を整理し、その後眠りが深くなって効率的に身体と脳を休められるように
なります。

身体と脳を睡眠によってしっかり休ませることで、体も気持ちもすっきりして
新たな1日をスタートさせることができます。

心身や脳を発達させる

睡眠は、子どもの身体や脳の発達にも大きく影響を与えてます。
睡眠中に、脳から分泌される成長ホルモンは、子どもの脳の機能を正常に働かせる、発達の
ためには欠かせないものです。

成長ホルモンが分泌されると、身体にもよい影響があります。
睡眠不足や睡眠の質が悪かったりすると、成績はもちろん目に見える成長にも
悪影響があります。

未就学児の脳の睡眠時間は、10時間以上が最適

子どもの脳に最適な時間は

*1〜3歳・・・・・11〜12時間
*3〜6歳・・・・・10〜11時間
*6歳〜12歳・・・・8〜10時間

一日の睡眠の中で、ノンレム睡眠やレム睡眠は、何度も90分~120分程度で繰り返されています。これを何回も繰り返すには、十分な睡眠時間が必要になります。

睡眠時間は、脳にを与えるには長い時間の方が良いように思いますが、
理想的な睡眠時間とそれ以上の睡眠時間では、脳の休息に差はなく
適切な睡眠時間を確保できるよう生活を見直してみましょう。

睡眠の質も大切!

子どもの睡眠時間は、十分な時間を確保することも大切ですが、睡眠の質も大切です。
睡眠時間が十分でも睡眠の質が悪いと、ノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが崩れ
集中力や記憶力に影響を及ぼします。

成長ホルモンの分泌が悪くなると、心身の成長にも悪影響なので睡眠の質を上げるポイントを
見てみましょう。

睡眠前は、スマホやゲームをしない

携帯ゲームやスマホの画面のブルーライトは、脳を覚醒させ深い眠りに必要なメラトニンの分泌を抑制して、睡眠を浅くしてしまいます。
就寝の1時間前は、スマホを触らせないようにします。

入浴で体を温める

体を温めることは、質のよい睡眠にはとても重要です。
湯船に、しっかり浸かって体を温めましょう。

ベッドに入る1時間から3時間前くらいに入浴を済ませて、身体を十分に温めて
体温が上げてベッドに入ると、より早く深い眠りにつくことができます。

 睡眠の質を高める飲み物を飲む

就寝前に、メラトニンの生成を促してくれるホットミルクを飲むと良いと言われています。
眠る前は、カフェインが多く含まれているコーヒーなどの飲み物ではなく
ハーブティーなどのノンカフェインの飲み物などもお勧めです。

ハーブティーには、脳をリラックスさせたり睡眠の質を上げる効果があります。
暖かい飲み物を飲んで身体を温めれば、よりよい睡眠を得ることができます。

まとめ

睡眠時間を十分に確保することで、記憶力や集中力のアップ、身体や脳の休息

さらに、成長の促進にもつながります。

子どもの成績をアップさせたい時は、勉強方法などを見直す前に

睡眠時間が十分に取れているか考えてみましょう。

睡眠時間を十分に確保するだけでなく、質の高い睡眠も大切にしましょう。

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