もうすぐ4月!
入園を楽しみにしている子供たち、その一方で
「内の子、早生まれだから身体も小さいしすることも遅い。
園での生活についていけるかな?」
と不安に思っているお母さんもいるのではないでしょうか?
私の子供も早生まれだったので、入園前気になっていました。
早生まれの子供にとって、4月生まれの子供より勝っているところはないのでしょうか?
早生まれって本当に損してる?
早生まれが、不利といわれるのはなぜでしょう?
早生まれとは、1月1日〜4月1日に生まれた子供のことを
言いますが、早生まれが不利といわれる一番の原因は
子供の体の大きさの違いです。
4月2日生まれと翌年の4月1日生まれは、同じ学年になり
ますが、ほぼ1歳違うことになります。
体力や体格、学力、コミュニケーション能力など
あらゆる面で差が開きやすいのです。
体格面では、身長の低さや力の弱さなどに差を感じます。
また、保育園では友達より出来ないことが多く、
比較され嫌な思いして、登園拒否をする子も
少なくありません
将来的にも「損」はあるのでしょうか?
早生まれの子は、同級生の子より発達が遅く見える
デメリットがあります。
しかし、早生まれの不利さは、学年が上がるにしたがって
消えていきます。
早生まれのメリット
幼児の脳の最も急激な発達をする時期は、0~3歳と
言われています。
この時期は、毎日が新しいことの連続で
新しいことを覚えるのに、脳が慣れています。
1回聞いて覚える記憶脳を作るには、最適な時期
なのです。
就学年齢が低いということは、年齢が低いうちから
学習が始まるので、脳の刺激になるという点では
メリットになります。
早生まれの子供が生まれたら・・・
何事も半年早く始めて準備する
たとえば、習い事を始める場合、他の子供よりも早く
習い始めて準備することで、親も子供も余裕をもって
入園や入学することができます。
脳の発達においては、他の子供より吸収力が良いので
上達も早いでしょう。
まだ、幼い部分もありますが学力的には、勝っている
と思います。
生活面での工夫
他の子供よりもすることが遅い早生まれの子供には、
子供の作業が、スムーズににできるようお母さんの
工夫が必要です。
たとえば、
- 履いたり脱いだりがしやすい靴にする
- ボタンのない、簡単に脱ぎ着ができる服にする
- 一口で食べられる大きさにそろえたお弁当にする
など子供が時間がかからずにできるような工夫をして
あげることで、子供のストレスが減ります。
楽しみにしていた園生活なのに、登園拒否に繋がらない
ようにしてあげたいですね。
以前、私の教室でも早生まれ年少の女の子が登園しても
お部屋の入るのを拒み、毎日泣いていました。
着替えが遅くて、怒られ
お弁当を食べるのが遅くて、怒られる。
自分では、一生懸命にやってるのに!
悪い事してないのに怒られるのが、不満だったようです。
そんな彼女の気持ちを、お母さんも先生も理解できずに
いたのですが、お母さんが彼女の様子を私に話して
下さった時、改善策をお伝えしました。
やっと、自分の気持ちを理解してもらえた彼女は、
泣くこともなくなり、友達よりもひらがなが読めたり
書けたりすることで、ずいぶんと変わっていきました。
まとめ
早生まれだから、1年も成長の差があるからと言って諦めずに
お母さんの関わり次第では、乗り越えられます。
脳科学の観点からは、たくさんインプットしてあげる事で
素晴らしい記憶脳を作ってあげてくださいね。
コメント