「ひらがなは、読めますか?」とお母さんに聞くと
様々な答えが返ってきます。
「ひらがな」が読めるという認識がバラバラのようです。
そもそも「読める」とい状態は、どんな状態なのでしょうか?
教育の現場の「読める」という状態とお母さんの「読める」とは
かなりの差があるように思うのですが・・・
お母さんの「読める」の認識
ほとんどのお母さんの「読める」の認識は文字の1字読みでも「読める」と
判断します。
たとえば、「あ」「り」と読んでも読める。
でもその読み方では、読んでる本人は全く意味を理解していません。
「あ」という音を発してるにすぎないからです。
親としては、1字読みでも全く読めなかった状態からすれば
それでも子供にとって、すごい進歩だととらえているからだと思います。
教育の現場での「読める」という認識
「あ」「り」の1字読みは、「読める」とは言いません。
「あり」と読んで初めて読めたことになります。
子供が、文字を読みながら意味を理解していくことが大切です。
「あ」「り」と読んでいては、何を読んでいるのが全くわかりません。
教育の現場では、一塊の文節ごとに読む練習をさせています。
本の読み聞かせの少ない子供は、丁寧に読むことができず
文末を自分の都合のよいように変えて読むことが、多いです。
国語の問題を解いた時、問題を自己解釈して答えを書いて✖をもらい
なぜ✖なのかも、わかりません。
言葉を正確に読む練習は、とても大切なのです。
間違いがわからずにいる子供には、目の前で音読させてみると
自分で解釈した間違った文章を読むので、すぐにわかります。
文章が、スラスラ読めるようになると意味を理解することができるので
読むことが、とても楽しくなります。
このポイントは、本を好きになる大きなポイントになりますね。
スラスラ読めない子供は、語彙が少ない傾向にあります。
知らない言葉が、出てくると読んでいても理解できないからです。
知らない言葉を親や指導者が、知るには音読させることが一番です。
語彙力が豊富な子供は、自分の意見を述べる場合でも的確な言葉を使うので
聞いている側の理解しやすいのです。
他に、語彙力が不足すると英語の英作文でも困ってきます。
自分の意見を英語で書くにしても、まず日本語で自分の意見をまとめなければなりません。
最近の英検の問題には、英作文を書く問題があります。
テーマが決められ、自分の意見を決められた語数で書かなければなりません。
そう考えると、日常から読み聞かせをして語彙力を増やすことが必要ですね。
まとめ
「ひらがな」の読みも、言葉を読んでいく上で正確に読む練習は
とても大切ですね。
最初は、1字読みでも練習で塊読みが、できるようになります。
読み聞かせをたくさんしてあげて、「ことば」の楽しさを教えてあげてくださいね。
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