1回言われたことを瞬時に覚えてしまう子供と、何回言われても覚えられない子供の差は
なんだと思いますか?
記憶力の良い親から生まれた子供は、記憶力が良いというわけではないのです。
障害がない限り、平等に同じ脳を持って生まれてきているのです。
では、記憶力の差はどこでついたのでしょうか?
乳幼児期の脳の3大特長
幼児教育とは、幼児期に行う「能力の器」作りと言われています。
家を建てる場合の土台作りになります。
幼児期の働きかけによって、これから建てる家の大きさや丈夫さが決まってきます。
脳神経のネットワークが形成される時期
脳にネットワークが作られるのは、時期があって0~6歳ぐらいが黄金期です。
黄金期には急激に形成され、その後緩やかに形成され、20歳くらいがピークとなり
年とともに下降していきます。
「乳幼児期」に脳への刺激を与えることは、脳のネットワーク作りにとって
とても有効なのです。
脳に刺激を与えることは、難しいことではなくお母さんなら誰でも自然に行っている行為
(あやしたり、歌を歌ったり、読み聞かせをする)が、脳のネットワーク作りに重要な役割を
果たしています。
吸収力(丸暗記力)が優れている時期
乳幼児期の特長として、先に脳が発達し遅れて身体(手)が発達します。
幼児は、「丸暗記力」が優れています。
読み聞かせで、毎回同じ本を読んでいると内容を全部覚えてしましますね。
文字も一字一句正確に覚えてしまうので、お母さんが読み間違えると指摘されてしまいます。
「ことば」の習得や「たし算の暗算力」をつけるのに最適な時期とも言えます。
しかし、作業力は弱いのです。
脳の発達と身体の発達速度が違うことを、理解しておいてくださいね。
吸収力の急激な発達は、やはり3歳ぐらいまでで、小学1年生ぐらいからはほぼ一定になります。
3歳までに吸収力のよい脳を作っておくと、記憶力の良い脳になるのです。
感覚が身につけられる時期
「臨界期」・・・・・人間の能力の獲得において、限られたある時期に適切な刺激が与えられると
発達するが、それを過ぎると身につけることがかなり困難になること。
例えば、水晶体が生まれつき濁っていて目の不自由な場合、生後2年以内に手術すれば視機能は、
回復するが、それ以降は正常化するのが難しい。
絶対音感は、3歳まででないと身につけることが難しいのは有名です。
それらは、ほとんど「感覚」に関するもので、生後3歳までに集中していることが
わかっています。
このことは一般に、音感・リズム感・色彩感覚などの「情操教育」では言われていますが
言葉の感覚や数感覚などの「知的教育」にも同じではないかと言われています。
まとめ
脳に刺激を与えることで、脳神経のネットワークを作ることができます。
その刺激を当たるのに一番良い時期が0~3歳までが、黄金期で
刺激は、お母さんなら誰でもできることです。
しかし、ポイントはその刺激の量です。
生まれてすぐに、歌や読み聞かせを始め
童謡を1日中流し、読み聞かせも1日に30冊、赤ちゃんが起きている間は
声をかけてあげることが、重要なのです。
簡単なことでも、継続は力なりですね。
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