人間の体を持って産まれても、人間になるように育てなければ人間にはならない!

子育て
言葉、人間、子育て

狼に育てられた少女の話を知っていますか?

1920年、インドの西ベンガル州ミドナプ-ル付近で狼少女は、発見され

孤児院を運営しているキリスト教ジョゼフグ牧師によって保護され

養育されました。

発見された少女は、四つ足で歩き、聴覚や嗅覚が鋭く約70m程離れが場所にある

鳥の内臓を察知して、野獣のように食らいつき夜には狼のように遠吠えを発し

言葉を話すことはできず「ウォ-ウォ-」と叫ぶだけだったそうです。

 

コロナが流行り、お母さんの口もとを見ながら学習する言葉の第一歩が

マスクによって見ることができずに育ったため言葉を発するのが遅い

乳幼児が増えています。

健診の際に指摘されて、びっくりして落ち込むお母さん多いです。

まして、初めての子供だったらわからないですよね。

育児書は、一般的なことしか書いてないから参考にはならないし、

発達は、個人差があるからわかりずらい。

言葉の発達は、脳の発達と大きく関係しているのです。

産まれたばかりの赤ちゃんは、まだ人間ではない。

人間が他の動物と違うのは言葉を使い、考える事が出来ること。

人間の赤ちゃんを人間が育てたとしても、早い時期に言葉を使い

考えることができるように意識して育てなければ、言葉を使えるまでに

かなり時間がかかり、まだ人間になれていません。

早い時期に人間になるように育てには、どうすればよいのでしょう?

イヤつかイヤ期の幼児は、人間ではない!

店内で、泣き叫んで暴れながら自分の意志を主張している子供を

観察してみると、言葉を使えていません。

また、聞いた言葉を理解することができていません。

だから、今の自分の行動が人に迷惑をかけていることも

分からないわけです。

ここまでお読みになって

「まだ小さいのにわかるわけないし・・・」と思っていませんか?

それは、大人の勝手な思い込みです。

子供は、大人が思っている以上に賢いのです。

産まれてすぐに言葉の働きかけを始めれば、早い時期に言葉を離し

自分の意志を言葉で伝え、またどういう行動が迷惑になるかも

理解し、行動できるようになるのです。

子供の能力は、大人が思っている以上に凄いのです。

事実、私が指導した子供たちにはイヤイヤ期がありませんした。

お母さん方は、イヤイヤ期で悩むこともなかったので

「こんなに子育てが楽だとは、思わなかった!」と話すお母さんも

います。

言葉の働きかけが、遅いって事はない!

「産まれたらすぐに、言葉の働きかけを・・・」と書いてあるから

「もう、遅いから無理・・・」と思っていませんか?

そんなことは、ないです。

今からでも頑張ろうという気持ちがあって、すぐ行動できるなら

子供は、変わります。

 

先日、2歳4ヶ月のお子様を連れたお母様が来られました。

仕事が忙しくて家でも働きかけは、全くなく

働きかけと言えば、保育園での歌や読み聞かせだけ。

大人の言葉に、耳を傾けることもなく落ち着きもない。

好奇心旺盛だが、瞬時に飽きる。

発する言葉は、「イヤ、嫌い、あっち行って」

自分の希望を叶えるまで泣き続ける・・・

子供が泣き続けるのは、家で泣いた時親がすぐに折れて希望をかなえている証拠。

親も、「今度は、折れないぞ!」と思って頑張るものの、結局折れる事を繰り返すと

子供は「どんなに時間がかかろうが、頑張って泣けば希望が叶う」という確信を持ち

成功体験を積むので、どんどん泣く時間が長くなります。

子供が小さく、泣く時間が短いうちに親ば折れないという経験を

させる必要があります。

まだ、小さいから・・・

まだ、わからないから・・・

と言って育てていると、大きくなってから

めちゃくちゃ苦労するのは、親です。

 

この働きかけをされてない子供のお母さんにお伝えしたのは、

「歌と読み聞かせ」です。

読み聞かせの仕方、本の選び方、記録の取り方など・・・

そして1週間後、

自分の座りたい椅子に座り、「いや、いや」の言葉の回数が激減!

2ピ-スのジグソーパズルも「できない」と言っていたけど

手をもって一緒にすると「できた!できた!」と初めての達成感を

味わったようでした。

お母さんも頑張りましたね。

まとめ

子供は、大人が思っている以上の凄い能力を持っています。

大人がその能力に「まだ小さいから・・」「まだ早いから・・・」

という理由で蓋をして伸ばさないのは、とても勿体ないし

子供にとっても不幸です。

1週間でこれだけ変わるのですから、続けたら・・・

もっと凄いことになると思いませんか?

 

 

 

 

 

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