塾へ行ったのに,希望校に合格できなかった!
塾へ行ったのに,成績が上がらなかった!
塾へ行ったのに・・・・・
「塾へ行けば、成績が上がる」という神話を信じてる人、多いですよね。
どんなに成績の悪い子でも、なんとかしてもらえると思い親は、塾へ行かせお金で「安心」を得る。
ある日、塾で国語の点数が70点以上にならない男の子を連れてお母さんがやって来た。
彼は、塾でトップのクラスにいたのに、なぜ点数が取れなかったのか。
そんな彼を指導した記録を紹介しますね。
国語の採点方法
国語力のある子供の特徴として、本好きな子供が多い。
小さい頃から親に読み聞かせをしてもらって、本の楽しさを知っているからです
沢山の本を読むことで語彙が増え、自然と速読力がつくから試験時間内に
だいたい解き終えることができ、見直しの時間さえある。
かと言って、いざ受験直前になって本を読む時間はない。では、どうするか?
「解答した答えを点引きされないようにすること」 しかない!
国語は、点引きで採点される。
・答えは合っているか?
・句読点はあるか?
・誤字脱字はないか?
・文章が不自然ではないか?
など、少しずつ点数が引かれていく。
国語の解答を書く際に、あるルールを知らないとさらに点数が引かれることを
知っていますか?
教室に来た彼は、そのルールを知りませんでした。
解答が正解でも、そのルールを知らなかったばかりに点数を引かれていたのです。
教室で問題を解いた時、点数がなぜ引かれるのがわからないでいました。
私が彼にそのルールを説明すると
「学校でも、塾でも教えてもらわなかった!それで点数が引かれていたんだ!」
そのルールを理解してから彼の成績はどんどん上がっていきました!
希望の高校、国立の大学へと進学してお母さんは大喜びされていました。
彼が知らなかったルールとは・・・・
文末に気をつけて解答する!
「文末に気をつける」と言っても理解が難しいので例題をあげて説明しますね。
例題1 久しぶりにやって来たのは何ですか?
解答 ・・・・・・・・・・・です。
例題2 年老いたライオンのじんざは、テントのかげの箱の中でどうしていましたか?
解答 ・・・・・・・・・・・いました。
例題3 ポルトは、人々が新しいパン屋へ行ったことを、どう思いましたか?
解答 ・・・・・・・・・・・と思いました。
もうお分かりですね。
問題文の文末に合わせて解答するのです。
述語の部分まで丁寧に書くことが必要なのです。
学校の授業では、答えが合っていれば〇にしています。
答えの文末まで見ないですが、受験では点が引かれる対象になるのです。
原因を問う問題文の場合
例題4 わにが全然当てにならなかったのは、なぜですか?
解答 ・・・・・・・・・・・・からです。
例題5 子ぎつねが面食らってしまったのは、なぜですか?
解答 ・・・・・・・・・・・・・からです。
問題文で多いのが「~なのは、なぜですか?」と問う形式です。
この問題に解答する時は、必ず「~からです。」という形で答えるのがルールです。
「え~答えが合ってるのに!」と思うかもしれませんが
受験は、どのようにして差をつけるかがポイントなのです!
細かいところにまで、気を配って解答して点を引かれないようにしましょう!
まとめ
解答の仕方を知ってるだけで、点数が引かれなくなります。
学校や塾では、読解力に力を入れるためある程度の点までは取ることが
できるようになりますが、それ以上に点数を上げるためにはコツが必要なのです。
最後に、国語において漢字は点数を稼ぐためのものなので絶対に落としてはいけませんよ!
では、合格を祈っています!
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