「酢」といえば、家にある調味料の定番ですね。
酸味が苦手な人もいますが、夏バテにも効果的です。
調味料として使う「酢」の他に、「柿酢」「りんご酢」など
飲む「酢」がたくさん売られています。
「酢」を効果的に飲むためにも、「酢」のメリット・デメリットについて
調べてみました。
代表的な調味料「酢」
3~5%の酢酸(酸っぱい成分)を含んだ酸味のある調味料を、「酢」と言います。
「酢」の作り方
蒸した玄米や白米に、水と酢酸菌を加えて酢酸発酵させたものが「酢」です。
熟成期間は、数か月から数年のものまであり、熟成期間が長いものは
とても濃厚で芳醇な味わいになります。
果実酢は、その特徴が顕著です。ぶどうが原料の「バルサミコ酢」の
20年熟成されてものは、ワインのように貴重なものになってます。
「酢」の効果・効能
ダイエット
ダイエット効果のある酢酸、アミノ酸、クエン酸が「酢」に
含まれています。
酢酸は、脂肪の蓄積を抑える効果が
クエン酸は、身体の脂肪をエネルギーに変えて消費して
アミノ酸は、脂肪の燃焼を促す効果があります。
運動の30~1時間前に摂取すると、効果的です。
疲労回復
疲労回復には、クエン酸とアミノ酸が効果あります。
運動後に、摂取すると疲労回復を効率よくしてくれます。
血糖値上昇を抑える
食事で上がってしまう血糖値を「酢」を摂取することで、上昇を抑えることができます。
お勧めは、「酢たまねぎ」です。
食事の際に、「酢たまねぎ」取り続けて糖尿病の薬を絶った事例もあります。
抗菌作用
食べ物を傷みにくくし、細菌の繁殖を抑える効果があります。
身体に悪い影響を及ぼすサルモネラ菌や大腸菌などの菌にも効果があります。
腸内環境を整える
腸内の悪玉菌が増えるのを抑え、腸内環境を整える効果があります。
便秘対策にもなります。
「酢」を取りすぎた時のデメリット
酢酸で胃や歯が荒れる
「酢」に含まれる酢酸は、物を溶かす作用があります。
歯の表面を覆っているエナメル質を溶かして虫歯にしたり、知覚過敏などの
口腔内トラブルの原因になります。
胃腸内を荒らして胃痛の原因になるので、胃腸の弱い方は注意してください。
原液は飲まない
口腔内トラブルを防ぐには、原液は飲まないようにしましょう。
「できまs酢」を摂取するときは、料理に使ったり水や炭酸で割って飲むようにします。
料理と一緒に頂くと、唾液が酢の酢酸成分を中和してくれるのです。
酢ドリンクを飲んだ後は、うがいをする
「酢ドリンク」は、手軽に酢の成分を摂取できますが、口の中に酢酸成分が
残っていると歯のエナメル質が溶けてくるので、うがいなどをして
口をすすぎましょう。
酢酸を含まない「酢」
酢酸を含んでいる「酢」に比べると健康効果は薄いですが、
アミノ酸やクエン酸などが豊富に含まれているので十分な効果はあります。
- もろみ酢
沖縄の泡盛を作る過程でできる「もろみ」を使って作られた「酢」です。
ツンとして匂いがなく、とても飲みやすいです。 - 梅酢
梅干しを作る過程でできる「酢」です。
梅の栄養成分が含まれています。
その他の「酢」
- 黒酢
大麦や玄米を長時間、大きい黒い陶器に入れて発酵、熟成させた「酢」です。
熟成3ヶ月のものが、売られてますが正式の黒酢ではありません。 - 柿酢
発酵させた酢に柿を漬けたものと、柿酢に柿を漬けたものがあります。
栄養価が高く、カリウムが黒酢の3倍あります。 - 米酢
米を醸造して作った「酢」です。
米の旨み、甘み、風味があり、まろやかな味わいです。 - りんご酢
りんごを発酵、醸造させた「酢」です。
酢酸成分が少ないので飲みやく、フルーティーな味わいがあります。 - バルサミコ酢
ブドウが原料の果実酢です。
長い期間熟成させると、豊かな香りが特徴でサラダや料理の香りづけとして
使われています。
まとめ
「酢」は、やはり健康に良いことがわかりました。
でも良いからと言って、飲みすぎはいけませんね。
歯のエナメル質を溶かすなんて、びっくりです。
適量を効果的に摂取して、健康維持に心掛けたいと思います。
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