正しい手指の消毒の仕方と注意点、ジェル・液体消毒液の違いとは?

生活

外出すると、新型コロナウイルス感染拡大防止のために建物の入り口に手指消毒用の
消毒液が設置されるようになりました。

特に飲食店やスーパーなどでは、入口で多くの人が消毒している姿を見かけます。

しかし、正しく手指が消毒できているでしょうか?

アルコール消毒液を手に付けるだけになっていませんか?

手を消毒液を浸けるだけでは、手指消毒は不十分なのです。

手指消毒の正しいやり方をマスターして、新型コロナウィルスの感染拡大防止に努めましょう!

手指消毒の正しいやり方

(1)消毒液を手のひらに500円玉大の大きさに取ります。
使用量はあくまで目安です。となります。手の大きさにいよって、調節してください。

(2) 手指全体に伸ばして、よく擦り込みます。

(3) 手の指や甲の間に擦り込みます。

(4) 手のひら全体に、まんべんなく伸ばす。

(5) 指の背、指先もなじませます。

(6) 反対の手でねじるようにして、両手の親指に擦り込みます。

(7) 乾くまでよく擦り込みます。
消毒液が爪にかかるように受けて、手全体に消毒液が行きわたるように擦り込むと
消毒の効果が高まるという研究データがあります。

手指消毒する時の注意点

1回の消毒に、2ml(500 円玉大)以上、手に取ることが必要です。
ジェルタイプと液体タイプとも、1ml 程度ではすぐに乾燥してしまうので消毒効果が
不十分になります。
適切に手指消毒するには、薬剤が乾くまでの間にしっかりと消毒時間を取ることが大切です。
手が汚れていると消毒効果が落ちるので、手洗いをしてから手指消毒をすると
より効果的に消毒できます。

アルコール含有手指消毒薬のジェルタイプと液体タイプの違い

液体タイプ

・出す時に飛び散る
・手のひらからこぼれやすい
・頻繁に使用すると手荒れする

ジェルタイプ

・出す時に飛び散らない
・手のひらからこぼれない
・保湿性があり手荒れしにくい

外出先では、携帯用アルコール消毒液!

新型コロナウイルスは、口、鼻、眼の粘膜から体内に侵入します。
人間は口、鼻、眼に無意識に触れ、1時間に23回も頻度が多いというデータがあるのです。
顔に、3分に1回の頻度で手指が触れていることになります。
感染予防には、粘膜に手指が触れる前に手洗いすることが大切になり手を洗う頻度が多くなります。
でも、手を洗うためには、毎回、手洗い場まで移動しなくてはならないので
水道水と石鹸での手洗いを頻回に行うことは不可能になります。
外出先に手洗い場がないと、洗うことができません。
しかし、携帯用のアルコール手指消毒液を持っていれば、常に手指消毒することが可能です。
外出時には、アルコール手指消毒液を携帯するようにしましょう。

手を流水と普通石鹸で15秒間洗っても、皮膚の細菌数は1/4~1/12減少し、
30秒間でも1/63~1/630の減少しかしませんが、アルコール手指消毒液は30秒後に
手指の細菌数を約3,000分1に減少、1分後には10,000~100,000分の1まで減少できます。

携帯用アルコール消毒液は、15秒から30秒擦り込める量を少しずつ手に取って
擦り込むようにしましょう。

手洗+手指消毒を徹底する 「洗って・ふいて・消毒」の衛生的手洗いで効果大!

石けんで洗うだけでは、2ケタ程度菌数が減少し、ペーパータオル汚れや水分をふき取ると
さらに1ケタ減少します。
(1ケタ減少ということは、1/10程度に菌数がなったことを示し、2ケタ減少は、菌数が1/100程度に菌数が減少したということです。)
アルコールを噴霧して手指の消毒を行うと、さらに1ケタ以上減少しほぼ検出限界以下と
なるのです。「洗って・ふいて・消毒」の行程を実施することが有効だということが
分かっています。

まとめ

新型コロナウイルス感染を防ぐには、口・鼻・目の粘膜に細菌の付いた手で

触れないということが、最も大切なことです。

外出先では、携帯用消毒液で

手指を洗う時をは、「洗って、ふいて、消毒」の基本をマスタ-して

新型コロナウイルス感染拡大防止に努めましょう!

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