我が子が入学前、あなたはどんな準備をしていますか?
生活面・学習面において、幼稚園や保育園とは違う生活が始まるので
事前に子供がその環境になれるよう準備が必要です。
幼稚園では好きな時にのびのびと遊んでいたのが学校では、チャイムが鳴れば
席について決められた時間、座って授業を聞くことになります。
そのことを理解していないと、入学後初めての授業参観で
授業中、教室内ヲウロウロ歩き回る我が子を見てビックリということが起きます。
学校の先生も、ウロウロ歩き回る子供を注意しません。
なぜなら、注意することで学校嫌いになって登校拒否になることを気にしているからです。
ウロウロ歩き回っていても、いつかは座るだろうということです。
座れるようになるには時間がかかるし、座れるようになった頃にはもう勉強は
まったくわからない状態になっています。
入学時までの準備で大きくつまずくと、取り返しがつかないことがわかりますね。
では、どんな準備をすればよいのでしょうか?
幼稚園(保育園)と学校の違い
幼稚園(保育園)
- 先生の多くは、子供の主体的な遊びを支援する人。
子供同士の活動も多い。 - 頼られる年長児。ぼく、わたしが、一番上のお兄さん、お姉さん。
- 園舎は、大きからず小さからずで明るくする工夫に溢れている。
- 登園、降園は、保護者と一緒に。(園バスによる登園もある)
一人で行っちゃだめ! - 行動は、先生のかけ声に合わせて。
興味のあることは時間に縛られず半日でもOK!授業中、動いてもいいよ。 - できても、できなくても気にしない気にしない。
学校
- 先生の重要な仕事は、知識を教え伝えること。
先生がすべてを説明。子供同士の活動は限られた場合だけ。 - 頼られる年長児から、1年生は末っ子。
- 幼稚園と比べ、大きく広い。トイレも広くて幼稚園とは違う。
校舎が古い小学校だと、トイレが和式の場合があるので使い方の練習が必要。 - 登下校は、子供だけで。(集団登下校の場合もある。)
一人で行かなきゃ! - 行動はチャイムに合わせて。授業中はキチンと座っていようね。
興味があってもなくても、決まった時間だけ学習。 - 進み方が早い授業。できないと隣が気になるなぁ。
入学前に身につけたい力
身の周りのこと
- 衣服の着替えは、ひとりでする。
体育の授業の時、10分間(学校によっては5分間のところも)の休憩時間で
体操服に着替えます。みんなは校庭に、ひとりだけ教室でポツン・・・は
可愛そうですね。ひとりで着替えられるようにしておきましょう。 - 自分の身の周りの整理整頓ができる
「筆箱持った?」「教科書は?」「ノートは?」「ハンカチとテッシュは?」
お母さん、子供の準備に手を出していませんか?
入学間もない頃はともかく、学校に行ったら誰も手伝ってくれません。
自分のことは、自分でできるように習慣づけましょう。 - 時間の使い方も意識して・・・
4月下旬には、給食が始まって授業も本格的になります。
1年生でも、週の殆どが5時限授業になってきます。幼稚園の頃に比べると
自由な時間もグッと限られます。勉強と遊びの時間のけじめをつけ
限られた時間を有効に使うよう心がけましょう。
学習のこと
- 先生の話を聞いて理解できる力
毎日の授業では、先生の話を聞いて学んでいきます。
集中して話を聞く力、言葉を通して理解する力が何よりも大切になってきます。
親子の会話や読書で得られる豊富な語彙力が、先生の話を理解できる力をつけていきます。 - ひらがな文の読み書きが、ある程度スラスラできる力
ひらがな文の読み書きは入学してまもまく、すべての教科の学習に必要となるものです。
入学前にある程度スラスラ読めて、書けるようにしておけば学校の授業に余裕をもって
積極的に取り組めるようになります。 - 大きな数までの数唱力、数書力
1000までの数が言えて、書けるようにしておくと数の並びを理解でき
算数への土台作りになり、足し算・引き算の習得に役立ちます。
(小1では120までの数を、小2では1万までの数を学習します。)
知っておきたい食事雑学
朝食は、大切!
三食の中でも、朝食は特別!
なぜなら、脳は眠っている間も活発に活動しています。
ところが、そのエネルギー源であるブドウ糖は、眠っている間は摂取されないので
肝臓に貯蔵されているブドウ糖が使われます。
そうなると、朝起きた時には、脳を働かせるエネルギーが少ない状態になっているので
朝食をしっかり摂って補給しないと脳の働きが鈍くなってしまうのです。
よく噛んで食べると脳に良い!
噛む時に動くのは下あごですが、あごの関節は頭蓋骨と繋がっているので
よく噛むとあごの動きの刺激が脳に伝わり、脳の働きは高めます。
歯ごたえのある食べ物を意識して食べるようにしましょう。
まとめ
入学前の準備として、基本的なことをお伝えしました。
期待で膨らんだ学校生活への思い、楽しいスタートとなるように準備して
あげたいですね。
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