高校生時代、定期試験前「全然勉強してない!」って言ってた子が
高得点取ってることって、なかったですか?
きっと陰で猛勉強してるんだと思って
どうやって勉強してるのか、彼女の毎日の様子を観察してみた。
でも、全く勉強してる感がなかった。
彼女は、本が好きでいつも本を読んでいた。
彼女と話をしてると、授業中の先生が言ったことなど細かいところまで
良く記憶していた。
「授業中に聞いたこと、大体覚えてるから・・・」と彼女が言った。
凄い記憶力にびっくりした!
どうしたら、彼女のような凄い記憶力になるのだろう。
凄い記憶力は、3歳までの脳への働きかけが鍵だった!
3歳で脳の70%が完成する
人間の脳は、3歳までに一生使う脳の70%が完成すると言われています。
脳が一番急激に発達する時期が、0~3歳です。
その時期に脳へ働きかけることが、凄い記憶力を作るのです。
どんな働きかけをするのでしょうか?
それは、「歌や読み聞かせ」です。
質より量
乳幼児に歌や読み聞かせが、とても良い働きかけだということは
多くの人が知っていて、実際に子供にされていると思います。
「歌や読み聞かせ」の働きかけで大切なのは、やり方です。
まず最も大切なのは、働きかけの量。
0~3歳までは、質より量。
「言葉」の刺激を脳へ多く働きかけ脳を柔らかくするのです。
その量は、10000冊!
1日10冊で2年10ヶ月かかります
これは、この10000という数字はデータに基づいた数字です。
記憶力のある優秀児を育てたお母さん方にアンケートをお願いし
0~3歳児にしていた働きかけを調査したろころ、一番多かったのが「読み聞かせ」だったのです。
そして、読み聞かせをしていた量は10000冊以上だったのです。
10000冊というのは、記憶力アップさせるための最低のボーダーラインということです。
「10000冊なんて無理!」と思いましたか?
文字がびっしりの本でなくていいのです。文字が少なくて絵が多い薄い本でも
読み手が、楽しく読んであげることが継続の鍵だからです。
継続しないと何にもならないですからね。
読み聞かせのタイミングも、子供が寝る前が一番やりやすい時間です。
毎日、読んであげると子供の方も楽しみにしてくれます。
100冊読んで上げた時よりも200冊読んで上げた時を比較すると語彙も増え
読んでもらった文章を覚えるようになってきます。
そしてもう一つ大切なのは、記録を残ること。
カレンダーで構わないので、読んだ冊数と本の題名をメモしておき
累計を計算していきます。
子供がお気に入りの本ができると、同じ本を何度も読むことをせがまれることもあります。
そんな時は、何回でも読んであげて読んだ回数を読んだ冊数として数えてくださいね。
言葉のシャワー量が鍵
「読み聞かせ」をする時に、子供にアウトプットを求めないでくださいね。
本の内容について聞いたりすると、折角楽しく聞いているのに楽しさが半減してしまいます。
0~3歳までは、多くの言葉のシャワーを浴びさせるインプットの時期です。
内容確認は、4歳以上になってからで十分です。
読み聞かせをしてもらう楽しさが、本を好きになる土台です。
土台作りの時に、アウトプットを求めてしますと土台作りが台無しです。
本好きとなる読み聞かせの土台は、やがて就学後に必要とされる
記憶力はもちろん語彙力、読解力、集中力、さらに速読力もついてきます。
まとめ
0~3歳までの働きかけが、大きくなって最大の武器となる記憶力を作ります。
子供が大きくなってから、記憶力を上げようと思っても
すでに脳の発達のピークは、終わっています。
どんなに子供自身が頑張っても、記憶するためには
その子の脳が記憶するまで多くの回数の復習が必要になります。
子供自身の努力で1度で覚えられる脳を作ることは、できないのです。
0~3歳までの間に親が、子供の脳への働きかけをして
1度で覚えられる脳を作っておいてあげることは、親からの最高のプレゼントだと思います。
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