自閉症と2歳で診断された切り絵作家星先こずえさん・記録を取って成長を知ってもらう

自閉症、記録、理解 子育て
自閉症、記録、理解

日本各地で個展を開催している星先こずえさん

2歳の時に自閉症と診断された。

洋画家である城戸佐和子に師事し、「切り絵作家」として活動を始めた。

こずえさんの作品は、クレヨンと絵の具でカラフルに彩色した

自作の和紙を使用して、障害の壁を超越した創造力豊かな世界を

魅力的に表現しているのが、特徴です。

最近では、素材として古布も使用し今までにないインパクトが

感じられる作品になっています。

このような作品を作れるようになるまで、こずえさんに寄り添った

母薫さんが記録した奇跡の成長記録(記録を取って成長を知ってもらう)をご紹介します。

日々の記録を取って、成長を知ってもらう

恵子が自閉症と言われてから、日々の様子を書き留めていた。

すると、療育相談の先生から

「記録するということは、それだけ気にするということだから

取らない方がいいですよ。」と言われた。

まだ若かった私は、専門の先生の言葉に「そういうものか」

と記録するのを辞めた。

今思えば、残念でならない。

一番大変だった時期の私の気持ち、恵子の様子を書き留めたものが

あまり残っていないからだ。

公文の教室に通うようになり、渡辺信子先生(福岡・竹下教室)から

記録することを勧められた。

カレンダー形式で、短いコメントを書き込むようになっている記録用紙を頂いた。

幼稚園入園前の時から、大学生になった現在まで、

恵子の記録を取り続けている。

初めて集団生活に入った幼稚園時代の記録が、我が家の宝だ。

担任の先生とのやりとりしたノートが、3冊ある。

水筒の蓋をちゃんと開けて飲めるだろうか、

写真撮影の時は、じっとしてくれるだろうか、といった私の不安。

自分の指示に従わない恵子に、自信を無くす先生。

何か月経って、恵子が先生の名前を声に出した時、

お友達も先生も、一緒に手を叩いて喜んでくれた様子。

それらの短い文章を目にすると、当時の情景や気持ちが

その時のままに思い出される。

そして、恵子の頑張りと成長に改めて感激し、

「さぁ、今日も頑張ろう。」と元気になる。

小学校に入り、恵子にとまどう先生たちは、恵子がどれほどの状態から

そこまで成長したのかを知らない。

私は、恵子の幼稚園時代の記録を

「時間のある時に、ゆっくり読んで下さい。」と渡す。

言われたことが耳に入らない恵子、ちょっとしたことで怒り出す恵子だが

彼女にとって、普通に小学校の教室にいるのが

どんなに凄いことなのかを、それで知ってもらった。

そして、「現在も日々の記録を取っているので、読んで下さい。」とお願いしておく。

月に1度、職員室の先生の机に、記録を置いた。

反応は、一切期待しない。

自閉症がどういう障害なのか、殆どの先生が知らなかった。

だから、恵子のことを少しでも理解して欲しかった。

理解してくれたかどうかはわからないが、私達親子が一生懸命に日々を

送っているという印象を、どの先生も強く持ってくれた。

先生たちみな、好意的になった。

書くゆとりがないくらい忙しい時期もある。

そういうときは、書かない。

でも、書けるようになれば、また書き始める。

そうやって高校時代まで、先生たちは、我が家の記録を楽しんでくれた。

恵子さん親子の毎日の様子を、初めて会った先生方に説明し

恵子さんの今の状態、そして今までの成長を理解してもらうのは

とても難しいことです。

成長の記録を、読んでもらうことで自閉症を理解してもらうには

1番良かった方法だったのですね。

記録するということは、とても大切なことです。

まとめ

薫さんの手記を読んでいて、家の先生は、障害の状態については

詳しい知識はあったとしても、日々生活しているお母さんの気持ちを

理解してくれてるのか疑問に思った。

記録するということは、僅かな成長を喜ぶ材料になり

健常児のお母さんにも、記録するとをお勧めしたいです。

続きはこちらから

自閉症と2歳で診断された切り絵作家星先こずえさん・母親としての覚悟

 

 

 

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