「これって、募金詐欺かな?」と思ったことありませんか?
街中で、募金箱を持って立っている人を見かけた時
募金したい気持ちはあっても、何を見て見分ければいいのかわからない。
直接、確認するのも・・・と考えると募金しないまま通り過ぎてしまっています。
詐欺を見分けるポイントを知って、自分の思いを被災者の方に確実に届くようにしたいと
思って調べてみました。
どんな詐欺があるの?
街中で声かけパターン
人通りの多いところで、声をかけて募金を勧誘するパターン。
東南アジア系の外国人などが、ラミネートした紙を見せて募金を強要したり
「募金リスト」の署名を求めたりすることがあります。
犬・猫の動物愛護や難病支援パターン
動物愛護や難病支援目的で募金を勧誘するパターン。
駅前などで、疲れ切った介助犬などを座らせてたりして募金を勧誘しています。
災害支援募金に便乗したパターン
震災や大きな災害が発生した時に、義援金として騙し取ろうとするパターン。
電話で社会福祉団体や市役所の職員と名のって訪問して義援金を集金したり
振り込みを依頼するもの。
商品の一部が義援金になると言って、商品を購入させるもの。
募金団体の補助金着服や不正利用
災害復興支援の補助金を着服していた非営利団体の存在
被災地復興支援費を私的に流用し、業務上横領の疑いで非営利団体の職員が
逮捕されたことがあります。
正受給のための水増し
NPO法人の障害者施設で補助金のために、利用日数や人数を水増しして
多く補助金を受給していたことがあります。
募金詐欺を見分けるポイント
街中で募金する時に確認すること
- 勧誘されたとき、知らない団体だったら団体名を検索、HPを確認する。
- 募金の使い方、活動内容を具体的に表示しているかを確認する。団体のHPや会計、活動内容がきちんと公開されていれば信頼できる団体なので
その点を確認してから募金するとよいでしょう。
日常確認しておくこと
- 財務情報の公開の有無。
WEB上に、「年次報告」「0000年度決算」「財務報告」の確認。
「事業費」「管理費」の比率を見て、管理費が高すぎる時は要チェックです。 - スタッフの顔がわかるか。
インターンやボランティアのスタッフがかかわっているNGO/NPOの活動は
顔や名前を出して活動しています。
顔や名前を表示してないということは、怪しいと思ったほうがよいでしょう。 - 法人格の確認(認定NPO法人、公益財団、社団法人)
「NPO] 法人登記をしない任意団体だと誰でも名乗れる。
「NPO法人」 認証制度を取っていて書類に不備が無ければ設立可能なため
活動せずに反社会的活動の隠れ蓑として使われることがある。
「認定NPO」 申請時に「3000円以上の寄付を年間100人以上から受けている」という
実績要件を求められるため、情報管理、経理財務、管理体制が整っている。
認定元からのチェックがあり、不十分な場合更新ができない。 - 活動内容を知る。(団体、協働している企業)
行政、企業やメディアとの協働が多いので、一緒に活動している団体や企業を調べる。
協働を決める側の企業でも、信用できる団体かを厳しくチェックしています。 - 定期的に活動報告をしているか。
活動報告を月1回以上、HPやブログなどで定期的に更新しているかを確認しましょう。
現場が忙しくて更新できていない場合もあるので、更新されていないから信用できないと
いうわけでもないことは、知っておいてください。
「もしかして詐欺・・・?」と思ったら
「もしかしたら、募金詐欺?」と思ったら
- 消費者センターや消費者ホットライン「188」に連絡する。
- 最寄りの警察署や相談電話に連絡する。
まとめ
町内会で、共同募金などの募金が当たり前のように徴収されていた。
僅かな金額でも自分が力になれるなら、断ることもないだろうと思っていたけど
東日本大震災の時も、私から見ればかなりの募金が集まっていたにも関わらず
被災者の人々には、届いてなくて多くの芸能人が自ら物資などを持って
被災地に行って活動しているのを見て、募金団体に不信感を感じ始めた。
何気なく募金してちゃいけない!
自分だって有り余ってるお金じゃないし、募金団体の口座に眠ってたら意味がない。
自分の思いをきちんと届けるためには、募金先も選んで、調べて納得して
お金の生きた募金をしたい。
過去の災害で今だ不自由な生活をされている方、次々と起こる災害で
大変な思いをされている方、その他にも助けを求めてる方へ
多くの人の温かい思いが、素早く確実に届きますように!
コメント