新型コロナウイルスの感染拡大で、従来の使い捨てマスクが品薄になって
繰り返し洗って使える布マスクが手作りされたり、ポリウレタン製のマスクが売られるように
なってきました。
中には、使い捨てマスクを洗って繰り返し使う人もいるようです。
マスクを正しく洗って、感染防止対策をしましょう。
マスクの種類・効果
不織布マスク・サージカルマスク
不織布マスクと医療用のサージカルマスクは使い捨てで、一般的なインフルエンザウイルスや風邪のウィルの感染予防効果があります。
隙間をつくらないように着用するので、息苦しいようです。
布マスク
布マスクは、ウィルスは通してしまいます。
くしゃみや咳の飛散低減や飛散防止、相手への感染防止になります。
マスクをすることで、鼻や口に直接触れるのを防いで、接触感染防ぐことができます。
ポリウレタン製マスク
ほこりや花粉をカットするポリウレタン製のマスクは、ウィルス防止効果は期待できません。
ポリウレタン製のマスクは伸縮性があり、マスクと顔の間に隙間ができにくいため
どんな顔の形にもフィットするようになっています。
通気性もよくて、肌にとてもやさしい素材なのです。
ポリウレタン製マスクと布マスクは、洗って繰り返し使えとてもリーズナブルです。
布マスクの正しい洗い方（洗剤）
布マスクは、基本的に使用するたびに洗います。
布マスクは、正しくケアしないと感染のリスクが高くなります。
ウィルスが落ちやすい界面活性剤入りの洗剤で洗うのが、お勧めです。
布マスクを洗うときに用意するもの
・炊事用のゴム手袋
・フタ付きのバケツ
・衣料用洗剤
・塩素系漂白剤
注意
布マスクを洗う時は、炊事用のゴム手袋をする。
他の人のマスクと一緒に洗わず、自分が使用したマスクだけを洗います。
手順1
炊事用のゴム手袋をして、金属製以外のフタ付きのバケツやフタ付きのプラスチック容器に
衣料用洗剤を使用量を測って水（温水）に溶かして洗剤液を作り、マスクをその中に
10分程浸して押し洗いをします。
マスクの繊維を傷める揉み洗いは、してはいけません。
口紅やファンデーションが、マスクについている時には、台所用中性洗剤を直接つけて
塗り込んで洗います。
手順2
ためすすぎを何回かして、布マスクの水気をきります。
布マスクを洗う際は、すすぎ水と洗剤液にウィルスが含まれている可能性があるので
周りに飛び跳ねないように注意です。
使用したすすぎ水と洗剤液は、1ℓあたり15mlの塩素系漂白剤を入れ10分放置してから
捨てるようにします。
布マスクの正しい洗い方（漂白剤）
布マスクを水1ℓに塩素系漂白剤15mlを溶かしたものに、布マスクを10分浸してから
充分に水ですすぎます。（ためすすぎ3回以上、流水ためすすぎ2回以上）
色柄物の布マスクを漂白する場合
手作りの色柄物の布マスクを漂白する時は、酸素系漂白剤を使用すると
変形や変色を防ぐことができます。
酸素系漂白剤を使う場合、水1ℓに粉末タイプ5g、液体タイプなら10mlを溶かして
３０分浸し、充分に水ですすぎます。（ためすすぎ3回以上、流水ためすすぎ2回以上）
清潔なタオルにマスクを挟んで水分を吸い取り、形を整えて陰干しにします。
布マスクを洗った後は、手をしっかり洗ってください。
ポリウレタン製マスクの正しい洗い方
ポリウレタンはすぐ乾く速乾性があり、洗濯しても伸縮や形くずれもないので
ネットに入れて洗濯機で洗うことができ、とても便利です。
ポリウレタン製マスクの洗い方は、衣料用中性洗剤を使用量を測って 水（温水）に溶かして
洗剤液を作って、軽く手でもみ洗いします。
ためすすぎで、しっかりすすいだ後、乾いたタオルでマスクを挟み込んで水分を取り
形を整えて陰干しします。
メーカーテストでは、3回までは洗ってもほこりや花粉をカットするフィルター性能に
変化はありませんが、フィルター性能が無くなったら、布マスクと同様に感染防止として使えます。
ポリウレタン製マスクは、使用しているうちに変色することがありますが、ポリウレタン特有の現象で問題はありません。
不織布マスクは洗えるの？
不織布マスクは、基本的に使い捨てです。
洗うとフィルター効果が低下するので、品質は保証できません。
布マスクと同様に感染防止として使います。
不織布マスクの洗い方は、衣料用中性洗剤の使用量を測って（温水）に溶かし
洗剤液を作って、やさしく押し洗いします。
その後、3回ぐらいためすすぎをし、乾いたタオルでマスクを挟み込んで水気を取って
陰干しにします。
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まとめ
どのマスクも洗い方は、衣料用中性洗剤の洗剤液に浸して押し洗いして、よくすすぎ、乾いたタオルで水分を取ってから、陰干しすることがポイントでした。
マスクは、使用のたびに洗うことが感染予防には大切です。
そのためには、スペアのマスクを何枚か用意し、目的によって使い分けることをお勧めします。
100％感染を防ぐことを、マスクではできませんが、マスクの正しい洗い方を身につけて
少しでも感染を防ぐ努力をしていきましょう。
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