「ヒトは人に生まれない、人になるのである」子どもは、親の教育によって人になるのである!

人、環境、イヤイヤ期 子育て
人、環境、イヤイヤ期

「人」と「動物」の違いは、何でしょう?

それは、「言葉」「思考力」

「人」は「言葉」を使って自分の意志を伝えてコミュニケーションをして

「言葉」によってさまざまな情報を得て、考えることができる動物です。

しかし、生まれた時点では「言葉」を使うことはできません。

生まれた後の環境の中で習得し、使えるようになるのですが

自然に覚えていくものなのでしょうか?

「ヒト」の赤ちゃんは、動物の中で最も未熟な状態で生まれる

地球上のすべての動物の赤ちゃんの中で、ヒトの赤ちゃんは殆ど未熟なものはありません。

ほっておいたら、すぐ死にます。

これは、人間が2本足歩行をしたためにお腹の中で胎児を長く育てることができなくなり

未熟なまま生み落としてしまうからだと言われています。

そのため、ヒトの赤ちゃんは体力的には本当に未熟になってしまったのですが

それと引き換えに「未熟な脳」に大きな可能性を持ったのです。

ヒトは、この大きな可能性を開発することによって動物の中ですぐれた存在になることが

できたのです。

博士や金メダリストの赤ちゃんも「1」から学ぶ

教育に携わるものは、遺伝論でなく環境論に立つことが大切です。

確かに、素質や体質は遺伝するが学力や技能は決して遺伝しない。

すべて、生まれた後に学習して身につけたものです。

もし、学力や技能が遺伝してくれれば人類はもっと進歩するはずです。

しかし、残念ながら博士の子は博士に生まれない。

博士の子は、また「1」から学力を身につけなければならない。

金メダリストの子もまた、「1」から技能を身につけなければならないのです。

当り前だと思われていること、歩くこと、話すことなども決して自然にできるように

なったわけではなく、すべて生まれ落ちた後の親の教育によって可能になったのです。

「ヒト」の赤ちゃんを猫可愛がりしてると、「人」にはならない

赤ちゃんの笑顔を見てると、とても癒されますね。

どんな我がままも許しちゃいそうです。

でも生まれたばかりの赤ちゃんは、言葉を使わない動物です。

何もしらない真っ白の状態の「脳」を育てていくのは、親です。

生まれたばかりだから「何もわからないだろう」と思っているのは、親の勝手な想像です。

生まれてすぐに赤ちゃんの脳は成長を始めています。

ミルクを飲んだりする生きるための最低限の能力は、身につけていますが

その他の知識は、全くありません。

感覚的には、「快」か「不快」が基準です。

だからオムツが濡れると「不快」なので泣きます。

「言葉」が使えないので「泣く」ことで、知らせるのです。

自分の手足の存在も、朝晩があることもわからないのです。

「手足は、何をするもの」「朝起きて夜寝る」など大人では当たり前のことを

教えていくのです。

そして、一番大切なのは、「言葉」のインプットです。

早い時期に「言葉」の働きかけを始めれば言葉をしゃべり始めるのも早いです。

「言葉」のインプットと同時に、生活のルールも話してあげます。

その時に、してはいけないこともキチンと話しておきます。

毎日、繰り返しインプットしていくことで記憶力もアップして

「人」になり子育てがずっと楽になります。

まとめ

可愛い可愛いだけで、キチンと「ヒト」としての教育をしてこなかった赤ちゃんは、

3歳を過ぎても「言葉」を話せなかったり、大人の言うことが理解できない。

「言葉」を使えないこともは、思考力もなく「好き」か「嫌い」かで判断し

動物の本能のままに行動します。

店などで、寝転がって泣きわめいている子どもがそうですね。

「イヤイヤ期だから・・・しょうがない」と言うのは、親の言い訳だと私は思います。

実際、2歳になるまでに大人と話せるようになった子どもは、そんな行動はしないし

親も「こんなに子育て楽でいいのかしら?」とおっしゃってます。

「人」になるように赤ちゃんを育てましょう!

 

 

 

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