夏、熱いときに便利なのが保冷剤。
お弁当と一緒に持たせたり、タオルなどで包んで首に巻くとクールダウンになって
とっても涼しいです。
保冷剤、便利だけど冷凍庫にかなり溜まっていきませんか?
消臭剤などに再利用して使えるらしいけど、保冷剤って何でできてるのかな?
なぜ消臭剤として使えるのかな?
冷凍庫にたくさんある保冷剤を、再利用してみようと思って調べてみました。
保冷剤の成分
保冷剤の主な成分は、水をたくさん蓄えることのできるゼリー状の高吸収ポリマーです。
吸収ポリマーの性質は、水を吸収して固めることです。
紙おむつや生理用品などに使われています。
吸収ポリマーの表面には、小さな凸凹があるため、表面積が大きい。
保冷剤としての活用方法
- 夏、お弁当と一緒に包んで菌の繁殖を防ぐ。
- 洗顔後、タオルに包んで毛穴引き締める。
- お湯(40度ぐらい)に2~3分浸して温めアイマスクとして活用する。
電子レンジで温めると、破裂してやけどすることがあるので使用しない。
消臭剤・芳香剤・虫よけとして再利用
水分のにおいを吸着する特性を利用して、水分の多い保冷剤は消臭剤・芳香剤・虫よけ
としても利用できます。
表面積が大きい保冷剤は、においをたくさん吸着するので効果は大きいです。
適した保冷剤選び
古い保冷剤には、不凍液が主成分の「エチレングリコール」が使用されていて、
凍らないので硬くなりません。
ペットや小さい子供がいる家では、誤飲の心配があるので気をつけてください。。
水だけの保冷剤も消臭剤としては、使えません。
保冷剤に「再利用可」と記載のあるものにしましょう。
消臭剤・芳香剤・虫よけの作り方
消臭剤
冷凍庫から常温に出して、ジェル状のものをガラスなどの入れ物に出す。
そのまま、置いておくだけで消臭剤として乾燥するまで使えます。
芳香剤・虫よけ
常温のジェルに、好きなアロマオイルを入れれば芳香剤に
虫が嫌うアロマオイル(ハッカ、ゼラニウム、レモングラス、ペパーミントなど)を
入れれば虫よけとして使用できます。
長い時間水分を保有できる吸水ポリマーから蒸発するアロマの成分が
効果をもたらします。
乾燥して使えなくなったら、燃えるゴミとして処理します。
トイレや下水に流すと、トラブルの原因となるので気をつけてください。
消臭剤として使わなかった保冷剤もそのまま燃えるゴミで処理します。
芳香剤や虫よけとして使う時に注意すること
ペット(犬や猫など)のいるご家庭では、使用しない。
保冷剤をペットが舐める危険や、アロマの香りが
ペットの肝臓によくないと言われているからです。
園芸用品として再利用
帰省や旅行で2~3日家を留守にするような場合に、常温の戻した保冷剤の中身を
植木鉢や花壇に置いておくと、吸水ポリマーから土の中に水分が浸透して
保水剤として使うことができます。
保冷剤でも、園芸に向いてないものもあったり
防腐剤の影響もあるので、植物のためにも応急処置的に使用してくださいね。
切り花を生けるとき、水の代わりに
フラワーアレンジメントの吸水スポンジ代わりに使われたりしています。
まとめ
保冷剤は、保冷する機能だけでなく適度に温めて使うことができることを
初めて知りました。
常温にした保冷剤の中身である高吸収ポリマーの特性を生かして
消臭、保水、芳香、虫よけとしていろいろと幅広く再利用できることに驚き、
冷凍庫に眠っているたくさんの保冷剤を、どのように再利用しようか悩みます。
夏の暑い間は、保冷剤としてお弁当やクールダウンとして活用して、
冬になったら消臭剤として再利用して、家のあちこちに置いてみようと思います。
市販されている消臭剤と比べてみるのも、面白いかもしれませんね。
お花を生けたときも、どれぐらいお花がもつのかも、保水力も観察してみたいです。
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