カフェインの健康効果・ダイエットに効く・運動能力が上がる・いつ飲むのが効果的なの?

美容・健康

「カフェイン」と言えば、眠気を感じたときに飲むと思っている方多いのでは?

眠気覚ましの他にもいろいろな効果があるのです。

ダイエット、運動能力効果、オフィスで飲むならいつがいい?

カフェインの含まれている食品、その働きを得るための上手な摂取の仕方を調べてみました。

「カフェイン」の効果

眠気を抑える

眠気を感じたら「カフェイン」を摂取すると、眠気を抑えることができます。

カフェインとアデノシンは、構造が似ている神経を鎮静させる物質です。
カフェインは、アデノシンが本来結合する場所に結合してアデノシンの働きを阻害し
神経を興奮させることで脳を覚醒させる作用があります。

疲労感を抑える

脳内にあるアデノシン受容体にアデノシンが結合することで人は疲労を感じます。

カフェインは、アデノシンと構造が似ていて、アデノシンの結合する場所にカフェインが結合すると疲労感を感じにくくなるようです。

老廃物の排出を促す

「カフェイン」には利尿作用があります。
尿の量が増加することで、血液中の余分な老廃物や水分の排泄を促す働きもあります。

カフェインの利尿作用によって脱水の心配はありません。
さまざまな研究により、コーヒーと飲料水を飲んだ場合で体水分量を比較すると
同等であると報告されているのでコーヒーを飲んでも過剰に水分が出ていくことはありません。

「カフェイン」の持続時間は?

「カフェイン」は体内に取り込とまれると血流にのって、脳に約30分で到達し
代謝が進み、カフェインの血中濃度が摂取時の半分になるのは約4時間かかります。

代謝にかかる時間より、短い間隔でカフェインを多く摂取すると
脳が覚醒状態になり眠れなくなってしまいうので、4時間ほどカフェインの作用は持続することを
意識して、適度なカフェイン量を摂取するようにしましょう。

コーヒー以外の「カフェイン」を多く含む食品

コーヒー

・コーヒー……60mg
・インスタントコーヒー……57mg
すべて100mlあたりコーヒーは、「カフェイン」の代表的なものですね。
コーヒーのカフェイン量を基準として、そのほかの飲料と比較してみましょう。

エナジードリンク

・エナジードリンク……32~300mg
100mlあたり眠気覚ましや元気のない時に、飲む人もいるエナジードリンクには、カフェインが含まれています。含有量は製品によって大きく異なるので各商品の成分表示を確認してください。お茶やコーヒーと違って甘い味付けをされ飲みやすく、エナジードリンクを多量に摂取すると
カフェイン中毒になるおそれもあるのです。

お茶

・玉露……160mg
・紅茶……30mg
・せん茶……20mg
・ほうじ茶……20mg
・ウーロン茶……20mg
・玄米茶……10mg
すべて100mlあたりコーヒーと比べると約3倍ものカフェインが、玉露に含まれています。
他のお茶類もコーヒーより少ないですがカフェインを含んでいることを覚えておきましょう。

チョコレート

・ミルクチョコレート……15mg(1枚50gあたり)
・ビターチョコレート……6mg(個包装1個5gあたり)
・純ココア……10mg(1杯5gあたり)
・ミルクココア……微量コーヒーほどありませんが、ココアやチョコレートにも含まれています。
原料にカカオを使用していないホワイトチョコレートは、カカオを使用していないので
カフェインは、ほとんど含まれていません。

「カフェイン」がダイエットに効く

「カフェイン」の興奮・覚醒・作用は、「自律神経の働きを高める」「集中力を高める」「体内の老廃物を排出する」などの効果に言い換えることができます。

コーヒー自体が持つ脂質の吸収をおさえる効果に、カフェインの血流促進作用が働くので
ダイエットに効果的な飲み物になります。
コーヒーを愛飲する人は、日頃から体温が高めで高い脂肪燃焼効果が期待できます。
ほぼノンカロリーのブラックコーヒーはお勧めです。

コーヒーを飲むと運動能力が上がるの?

リラックスしたい時にも飲むコーヒーですが、カフェイン効果のひとつに「運動能力の向上」
があります。
ダイエットの効果的な理由同様、飲むと老廃物を排泄する働きや筋肉の動きが活発になり
身体の酸素摂取量・新陳代謝は向上します。

相性が悪そうに思える運動時のコーヒーですが、「カフェイン」の力で思わぬ潜在能力が
覚醒するかもしれません。
健康な身体作りに、コーヒーを飲んで適度な運動をしましょう。

「カフェイン」の適切な摂取量

「カフェインは体重1kgあたり3mg程度までなら摂取してもよい」と、欧州の食品安全機関(EFSA)は、報告しています。
体重60kgの人なら60kg×3mg=180mg、1回180mg程度のカフェインであれば身体に取り入れる適切な量です。
コーヒーカップ1杯(200ml)で120mgのカフェインが含まれ、一度に2杯以上飲むと
取りすぎになります。

「カフェイン」飲料の効果的な摂り方

カフェインは、摂取してからすぐにその効果を発揮するのではありません。
カフェインを含んだ血液は、約30分ほどかかって脳に到達してはじめて覚醒作用が働くのです。

身体にカフェインがない状態で眠気を感じる前に、カフェインを摂取するのが
理想的なカフェインを摂取するタイミングと言えます。

オフィスコーヒーを飲む最適な時間

午前10時ごろ

ストレスホルモンの分泌量によってカフェインの効果は、変化します。
ストレスホルモンの分泌量が低下すると、カフェインの効果は強く表れて
ストレスホルモン分泌量の多い時間帯は、あまり効果を実感できません。

午前中、特に10時頃は、ストレスホルモンの分泌量が減るのでオフィスでコーヒーを
飲むのに適しています。
午前中のちょっとしたブレイクタイムにコーヒーを飲む場合は、10時頃が適しています。

昼寝の直前

「カフェイン」は、摂取してから30分ほどで効果を発揮し始めるので昼寝の直前にコーヒーを飲み
30分程度仮眠をとるとスッキリ起きられます。

最近では、昼寝を導入して午後の生産性アップをはかっている企業も増えています。
昼寝の直前にコーヒーを飲んで、午後からの活力に!

午後4時ごろ

ストレスホルモンの分泌量が少ないのは、午後3~4時頃と言われています。
昼寝の時間をとれない人は、午前10時と午後4時に1杯ずつオフィスコーヒーをお勧めします。

カフェインの摂りすぎに注意が必要

カフェインは、上手に活用すれば身体にとって良いこともあります。
しかし摂取しすぎると悪影響を及ぼすことになります。
カフェインの過剰摂取すると、心肺停止・意識消失・悪寒・動悸・手足のしびれ・吐き気んどの
症状が挙げられます。

カフェインを摂取し続けると、カフェインに身体が慣れ作用があまり得られないといった状態に
なったり、カフェインがないと疲労感、集中力の低下が起こることもあるので
適量を守ることが大切です。

まとめ

「カフェイン」は、適切な摂取量を守れば身体にとって嬉しい効果的な働きをしてくれます。

コーヒーに含まれていることは、多くの人が知っていることですが、お茶やエナジードリンク
チョコレートにも実は含まれているので、摂取しすぎると身体にとって悪影響を及ぼすことが
もあるので、必ず適量を守ってくださいね。

 

 

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