家で過ごす時間が増え、運動不足も重なり太り気味の方多いのではないでしょうか?
食生活になじみのある「ヨーグルト」の種類は豊富過ぎて何を選んでよいのか
悩んでしまいますね。
「ガセリ菌」という乳酸菌の一種がヨーグルトに含まれていることを
ご存知ですか?
「ガセリ菌」を摂取すると、内臓脂肪が低減することが臨床試験で分かっています。
体重、ウエストサイズ、BMI、ヒップサイズも減少しますが、皮下脂肪より内臓脂肪の減少率が高かったことが、日本乳酸菌学会でも発表されました。
コンビニやスーパーで簡単に購入できる「ガセリ菌」の入ったヨーグルトで
ダイエットできるなら、とても便利ですね。
今回は、「ガゼリ菌」の効果について紹介しますね。
ガゼリ菌とは?
「ガセリ菌」とは、乳酸菌の一種です。
日本人の小腸にガセリ菌、大腸にビフィズス菌という善玉菌がそれぞれ多く住んでいます。
その善玉菌たちは、腸内の悪玉菌の増殖を抑える働きをしています。
ビフィズス菌や乳酸菌はたくさんの種類があります。
生きたまま、人の腸に定着する菌株はビフィズス菌SP株とガセリ菌SP株です。
口から摂取したガセリ菌SP株は、人の腸内に最大90日と長期間留まるという
高い定着性を持っています。
ガゼリ菌の健康効果
体に脂肪がつきにくくなる!
ガセリ菌を摂取すると体に脂肪がつきにくくなって、ダイエット効果が期待できます。
ガセリ菌の働きは、食事の脂肪分が体の中に吸収されるのを抑えて、便として排出します。
その結果脂肪がつきにくい、ダイエットに効果的な体をつくることが可能になります。
体脂肪のつき方には2種類あります。
内臓のまわりに脂肪がつきやすい「内臓脂肪型肥満」と、腰や太ももあたりに脂肪がつきますが
内臓には脂肪が少ない「皮下脂肪型肥満」があります。
特に危険なのが内臓脂肪型肥満で、高血圧や脂質異常症、糖尿病の原因になります。
肥満は遺伝といわれてますが、生活習慣によるところが大きいです。
ガセリ菌を摂ることで不必要な脂肪の吸収を減らして、内臓脂肪型肥満を防ぐのでもちろん
ダイエット効果にも期待できます。
コレステロールを下げる!
ガセリ菌を含め乳酸菌には、血液中の悪玉コレステロールの値を下げる効果があると言われてます。
食事で摂取した余計なコレステロールは、乳酸菌によって分解され便として排出されるからです。
ただ、コレステロールは悪者扱いされることが多いですが、ホルモンの原料や人間の細胞膜になり
必要な成分なのです。
コレステロールは、善玉コレステロールと悪玉コレステロールにわけられます。
悪玉コレステロールは、肝臓にあるコレステロールを体のあちこちに運んで
どんどん貯めていきます。
一方、善玉コレステロールは、体のすみずみにあるコレステロールを肝臓に運ぶような回収役です。 どちらも体にとっては必要ですが、大事なのはバランスです。
このバランスを整えてくれる役割をするのが、ガセリ菌などの乳酸菌です。
疾病の予防や、高コレステロール血症の方もガセリ菌をうまく利用すると
健康に良いでしょう。
ピロリ菌が増えない!
ガセリ菌を摂取すると、胃のピロリ菌の増殖を防ぐ効果があります。
本来ピロリ菌は酸性に弱い特徴がありますが、アルカリ性のバリアをはっているため
酸性の強い胃液の中で生きることができるのです。
通常の乳酸菌では、胃液に触れると、やられてしまいピロリ菌までたどりつけませんが
ガセリ菌は胃酸に強いので、生きたままピロリ菌に行き着くことができるのです。
ピロリ菌のアルカリ性バリアを弱めて増殖を防ぐ働きがあります。
ピロリ菌がいると、胃炎や胃十二指腸潰瘍の原因となるので、ガセリ菌を食生活に
取りいれてみましょう。
ストレスを緩和する!
ガセリ菌を含む乳酸菌を摂取して腸内環境を改善することで、ストレスを緩和する効果があります。
ストレスは、人間関係などによる心理的ストレスや、病気や寝不足などの生理的ストレス、寒暖差による物理的なストレスなどいろいろなものがあります。
これらのストレスを強く感じることで、潰瘍や高血圧、うつの原因になります。
ガセリ菌によって腸内環境が改善すると、ストレスを感じたときに分泌されるストレスホルモンが低下する作用があるのです。
日常生活の中でストレスを緩和したい方は食生活に取り入れてみるとよいです。
免疫力を強くする!
ガセリ菌を含む乳酸菌を摂取すると、免疫力が上がり病気にかかりにくい体にできます。
乳酸菌は、糖分を利用して乳酸を作りだす効果のある菌です。
乳酸は「酸」なので乳酸菌が多ければ多いほど酸を多く作りだすので腸内は酸性になります。
この酸性の環境の中では、体に悪さをする悪玉菌が増えるのを抑えることができ
腸のバリア機能が正常に働くので免疫力が上がり病気にかかりにくくなります。
食品メーカーの研究結果発表では、インフルエンザウイルスに対する抵抗力がアップする効果も
みられたという報告もあります。
便秘の解消と予防!
ガセリ菌を含む乳酸菌を摂取することで、腸内環境が改善され便秘の予防や解消効果があります。
便秘というのは、生活習や食生活のストレスによって、腸内環境が悪くなることが原因です。
きちんと便を作り出すには、腸内環境を改善し体に良い働きの善玉菌を増やして
体に悪い働きをする悪玉菌を減らすことが必要のなです。
特に、男性は下痢になりやすく、女性は便秘になりやすいという違いがあります。
これは、ホルモンバランスによる差なので、仕方のない部分もありますが
便秘が何日も続くと、腸内の便から腐敗物質が漏れだし、その「毒素」が吸収されて全身をめぐることで、さまざまな病気を引き起こす原因になってしまうのです。
でも、ガセリ菌を摂取することで便秘の予防や解消に繋がります。
寿命が延びる!
医学的根拠は、まだ研究中の段階で、研究者の間では意見がわかれています。
メーカーの寄生虫を使った実験により、寿命が伸びるという発表があります。
ガセリ菌を摂取することで、酸化的ストレスに対抗する力が発見されたのです。
酸化的ストレスとは、活性酸素が増えすぎた状態です。
人が生きていくためには必ず酸素が必要ですが、この酸素をとりこんだ時に
数%は活性酸素という物質に変化します。 この活性酸素は免疫にも使用され、体の抵抗力をつける働きもあるのですが、増え過ぎるとこの活性酸素が細胞を傷つけてしまいます。
酸化的ストレスとは、この活性酸素が著しく多い状態のことで、ガンや生活習慣病に関係していると言われています。
ガセリ菌の摂取により、この酸化的ストレスを緩和する効果があると発表されています。
美肌効果!
ガセリ菌を含む乳酸菌を摂取すると、便秘改善効果が期待出来るので、肌ツヤがよくなります。
女性の皆さんなら便秘が続くと肌が荒れてくる、というのをご存知かも知れませんね。
便秘が続くと、腸にたまった便からアミン類などの有毒な物質が溢れ出てきます。
その物質が血液にのって全身をかけ巡るのです。
肌の毛穴は、不要な物質を排出する役目があり、有毒な物質が多くなると排出しきれなくなって
肌荒れになってしまうのです。
逆に便秘症状もなく、腸内環境が良好な状態に保たれていると腸内細菌でビタミンも作られるので美肌効果が得ることができます。
特に、ビタミンCが減少すると、活性酸素に抗う力が落ちて、シワやくすみに繋がったり
ビタミンB群が不足するとニキビや肌荒れに繋がっていきます。
肌をキレイな状態に保ちたいのであれば、便秘の予防や改善は必要ですね。
睡眠の質が上がる!
医学的な根拠については、まだ研究中の段階ですが睡眠の質が上がったという
動物実験結果があります。
通常のエサを与え続けたマウスと、乳酸菌が配合されたエサを与え続けたマウスに対して、睡眠の質が下がるようなストレスを与え続けた 結果、通常のエサを与え続けたマウスには睡眠障害が見られ、活動する量が減少しました。
一方、乳酸菌が配合されたエサを与え続けたマウスは、活動する量が減ることはなかったのです。
あくまで動物実験の段階ですので、100%そのまま人間に当てはまるわけではありません、
日ごろ睡眠の質が悪いと感じている人は、ガゼリ菌を摂取して快眠やリラックス効果を
試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
乳酸菌といっても、かなり多くの種類があってその効果も全部は、覚えきれませんね。
自分にとって必要な効果のある乳酸菌と仲良くすると、かなりメリットがありそうです。
ヨーグルトなら手軽に食べることができるので、健康やダイエット、美容のためにも
日常生活に取り入れていきたいですね。
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