「ルイボスティー」
身体にいいっていうイメージで飲んでたけど、どんなお茶なのかな?
やっぱり、効能・効果を知って飲んだ方がいいかなと思って調べてみました。
ルイボスティーは、どんなお茶?
マメ科アスパラトゥス属のルイボスが、ルイボスティーの原料です。
南アフリカのセダルバーグ山脈の中腹に育ち、葉が細く尖っているのが特徴です。
ルイボスティーは、濃い赤い色でクセがなく、タンニンも少ないので渋みもないです。
ほのかな甘みもあります。
産地
ルイボスが育つのは、南アフリカのセダルバーグ山脈だけなので
とても貴重な植物です。
他の地域で栽培が試みられましたが、成功していません。
厳しい環境で育つルイボス
ルイボスが生育するセダルバーグ山脈は、朝晩の温度差が30度以上にもなり
強い日差しに照らされる過酷な環境です。
この過酷な環境でルイボスは、ミネラルや水分を吸い上げるため
酸性の土に深く根を張ります。
ルイボスティーの健康効果をもたらす成分は、過酷な環境での生育によって作られたようです。
発酵食品
ルイボスは、「チャノキ」から作られるウーロン茶、紅茶、緑茶とは違う
マメ科の多年草です。
ルイボスティーには、グリーンとレッドの2種類があります。
グリーンは、乾燥だけして発酵してないもの。
レッドは、発酵したものです。
ルイボスティーの発酵は、酵素の働きによるもので
味噌やしょうゆのような微生物による発酵ではありません。
発酵の度合によって、香りや味が変わってきます。
グリーンとレッドの違い
- グリーンルイボスティー(発酵してないもの)
フラボノイド(抗酸化作用)がレッドルイボスティーの10倍ある。
クセのない香りとさっぱり味。
発酵しないようにする管理するための費用がかかり、高価になる。 - レッドルイボスティー(発酵しているもの)
香りや味が濃厚で、ほのかな甘いがある。
手に入れやすい価格。
一般的に、飲まれているのはレッドルイボスティーです。
ルイボスは、発酵しやすい植物で収穫後、葉を傷つけて発酵を促します。
そのため、発酵しないように管理するのが大変なので、
グリーンルイボスティーが高価になるのです。
収穫した葉を天日でゆっくりと乾燥させててレッドルイボスティーが作られます。
レッドルイボスティーの効能・効果
酸化防止で美肌を作る
活性酸素を抑える働きが、一番の成分です。
外敵から身体を守ってくれる働きの活性酸素ですが、増えすぎると
免疫力を下げ、しわやシミの原因になり肌を老化させます。
そんな活性酸素の働きを抑えてくれるので、身体の老化を抑えてくれます。
血液の流れを促進し、血圧を下げる
ルチンというビタミンCを助け、毛細血管の働きを強化する成分があります。
血液の流れをスムーズにし、血圧を下げる効果があります。
代謝をアップする
ミネラルが豊富にあり、マグネシウムは代謝をアップし
ルチンは、血液を促進してくれるので身体全体に血液が流れ
元気になります。
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マグネシウムにより、神経の興奮を抑えてくれるので
質の高い睡眠が得られます。
カフェインも含まれていないので、睡眠前でも安心して飲むことができます。
利尿作用もあるので、飲む量には気を漬けましょう。
アレルギーの緩和
活性酸素は、全病気の原因の85%を占めると言われています。
その活性酸素の働きを抑制するフラボノイドが、多く含まれているので
喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎などアレルギーに効果があります。
二日酔いの改善
活性酸素を抑えてくれる働きにより、肝機能に働きかけ
飲酒で不足するミネラルを補給して、二日酔いを改善してくれます。
アルコール分解に必要な水分補給として、とても良いそうです。
成分と栄養素
主な成分
- フラボノイド(ケルセチン)
- フラボノイド(ルテリオン)
- フラボノイド(ルチン)
- ジヒドロカルコンC
- ミネラル(鉄、亜鉛、カリウム、カルシウム、マグネシウム)
- フラボノイド(アスパラチン)
ルイボス特有の成分でグリーンルイボスティーに豊富にある。
(ケルセチン)(ルテリオン)(アスパラチン)には、強い抗酸化作用が
(ルチン)には、抗炎症作用や抗酸化作用、血流改善効果があります。
カフェインが含まれていない、タンニンも少ないのも特徴です。
副作用は?
ルイボスティーの副作用はありません。
ルイボスティーによる健康被害は、報告されていません。
飲むときの注意点
- 利尿作用があるので、寝る前や外出前は控えましょう。
- 飲みすぎると、マグネシウム過剰摂取でお腹が下り吐き気がある時があります。
- 飲みすぎると、ミネラル過剰摂取で胃痛がすることもあります。
1日コップ3杯までに - ルイボスは、暑い南アフリカ育ちなため、身体を冷やす傾向にあります。
飲みすぎると、身体が冷えを起こします。冬は、温めて飲みましょう。
妊娠後期の摂取は危険?
カフェインを含んでいないので、妊婦さんにも安心して飲めると言われてますが
成分のポリフェノールが、胎児に影響があり動脈管収縮作用があることがわかりました。
症例が少ないので、まだ正式発表はされていません。
心配の人はかかりつけの医師に相談してからにしましょう。
飲むことをお勧めする人は?
妊活中の人
不妊の原因の一つに、卵子の老化があると言われています。
老化を早める活性酵素を除去してくれるので、妊活中の方にお勧めです。
男性も
成分に含まれている亜鉛は、精子の製造にとってとても大切な栄養素です。
デトックスや利尿効果で疲労回復に有効です。
代謝を高めてくれるので、飲酒の前後に飲むと二日酔いになりにくくなります。
花粉症の人
ルイボスティーに含まれているフラボノイドが、身体の中で増えて炎症を起こす
活性酸素を除去してアレルギーを抑えてくれます。
花粉症が始まる一か月前から飲み始めると効果があるそうです。
まとめ
ルイボスティーは、南アフリカで育つルイボスから作られていました。
レッドルイボスティーとグリーンルイボスティーがあり、
今まで、普通に飲んでいたのはレッドルイボスティーでした。
アレルギーや老化、二日酔いにも効果があることがわかったので
意識して飲むようにしたいと思います。
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