「黒米」をよく見かけますが、何だろうと思ったことないですか
身体に良さそうな感じするけど、白米と一緒に炊いたら真っ黒になりそう・・・
栄養的にはどうなのかな?
効果効能と一緒に炊き方も調べてみました。
「黒米」とは?
2000年以上前、中国の狭西省に張騫(ちょうけん)という人が発見し
出世街道を歩んだことで「出世米」と大切にされてきました。
「黒米」の美容効果を期待して世界三大美女と言われている楊貴妃も皇帝と共に
食べていたそうです。
古代米の種類で稲の原種なのが「黒米」です。
色が黒いのは、アントシアニン(青紫の天然色素でポリフェノール)が種皮と果皮に
含まれているからです。
白米と混ぜて炊くと紫色になるため、お祝い用の米として重宝され
「黒紫米」「紫米」と言われています。
栄養とカロリーは?
お茶碗一杯あたりでみると、約286kcal
栄養成分は、鉄分0.6mg 炭水化物61.6mg たんぱく質4.9mg 脂質1.0mg 食物繊維0.4mg
含まれています。
効果効能
中国では、滋養強壮作用があるとして薬膳料理に「長寿米」として使われています。
「黒米」は、日本に初めて入ってきた米でもあります。
女性ホルモン調整効果
「ビタミンE」を含む「黒米」は、女性ホルモン調整作用があります。
しかし、「ビタミンE]を摂取するならアーモンドを食べた方が効果的です。
100mg30.3mgとアーモンドには豊富に「ビタミンE」が含まれているからです。
エイジングケア成分
アントシアニンという「黒米」に色素成分は、抗酸化作用があり
老化の原因となる活性酸素の働きを抑制し、身体全体の細胞老化対策になります。
美肌効果
肌のくすみ・しみの原因となるメラニンを作り、美肌にとってとても大切な
ヒアルロン酸やコラーゲンを破壊するコラゲナーゼやチロシナーゼという
酵素の働きを抑えてくれます。
血糖値
食後、血糖値が急激に上昇すると、インスリンが過剰になり太りやすくなってしまいます。
「GI値」という血糖値の上昇率を表わすものがあります。
この数値が低いほど、食事後の血糖値の上昇が緩やかになります。
白米は、GI値84 黒米は、GI値50なので白米よりかなり緩やかに上昇します。
視力効果
医学的な根拠はありませんが、アントシアニン成分が視力回復によいと
言われています。
アントシアニンには、網膜の「ロドプシン」の再合成を助ける働きがあります。
「ロドプシン」は物を見る時、光によって分解されるため再合成がされます。
目を酷使すると、目がしょぼしょぼするのは再合成が遅れるためです。
アントシアニンは、「ロドプシン」の再合成を助ける他に
明るい場所から暗い場所へ入った時の暗さになれる時間を短縮します。
暗い場所にも見えやすくなるのが早くなります。
この効果は長く続かないので、毎日しなければならず
また効果のでる摂取量を考えると、効果は期待できないでしょう。
「黒米」の炊き方
- 材料
黒米 大匙 3
白米 3合
水 600cc - 炊き方
白米を洗い、お釜に黒米と一緒に入れる。
お釜に水を入れ、2時間以上浸ける。
炊飯する。
水に浸けることで、水に流れでたアントシアニンを上手に摂取することができます。
「黒米」のデメリット・副作用
- フィチン酸という玄米のぬかに含まれているものによって栄養吸収が阻害されるので
食べ過ぎに注意する。 - 食べ過ぎると下痢になる。
- 良く噛んで食べないと胃腸への負担が大きい。
白米に混ぜて頂くので、固いということはなく白米の食感です。
「黒米」の保存は?
購入して封を切ったら、密封容器にいれて冷蔵庫で保存しましょう。
なるべる、早めに使いきることです。
まとめ
古代米と言われてるので、昔から食べられてきた米だと思っていましたが
楊貴妃が美容効果のために食べていたとは、驚きです。
血糖値がゆっくり上昇するので、良く噛んでゆっくり食べれば
ダイエットにも美容にも良さそうですね。
白米と混ぜて炊くだけなので、作り方も簡単です。
早速、買ってきて炊いてみたと思います。
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