渋皮と鬼皮を簡単に!「栗のむき方」のこつ!

料理

秋の味覚の栗の季節になりましたね
家で栗料理を作るとき、栗を剥く作業大変ですね。
鬼皮は分厚く硬いので、皮をきれいに剥く方法や
冷蔵・冷凍での保存の仕方・保存期限、ゆで方などのポイントを
調べてみました。

栗の構造と栄養

 

鬼皮

木の実全般に、外側には硬い鬼皮があります。
とても分厚く、硬いので包丁で無理やり剥こうとすると、指をきるなど
ケガをすることがあるので注意してください。

渋皮

鬼皮の内側に「渋皮」という赤茶色っぽい薄い皮があります。
ポリフェノールの一種で多くのタンニンを含んでいます。
渋皮は食べられますが、雑味やエグみがあるので渋皮を剥いて食べる人が多いです。
渋皮付きの甘栗も販売されています。

栗の剥き方

茹でて冷凍する

水と塩を入れた鍋に栗を入れ、沸騰させて栗を茹でます。
1分間沸騰させた後、火を消してふたをしてその状態のままで粗熱をとります。
手で触れる温度まで下がったらお湯を捨て、水気を取って冷凍保存袋へ入れて冷凍保存します。
栗料理やそのまま食べるときは、必要な分だけ解凍して鬼皮を剥きます。
茹でる前に切れ目を、ザラザラした底の部分に入れておくと
鬼皮と渋皮がときれいに剥けます。

圧力鍋

圧力をかける前に、栗のとがった部分に切り込みを十字に入れておくと
後で皮を剥くのがとても楽になります。
怪我をしやすいので気をつけて作業してください。
圧力鍋に栗が浸るくらいの量の水を入れ、ふたと重しをのせて点火します。
加圧を10分かけた後、火を止めてピストンが落ちるのを待って栗をザルにあげます。
圧力鍋の種類によって、調理の時間に多少の差がでます。
事前にお湯の中に1時間以上漬けてから圧力鍋で茹でると、皮がやわらかくなって切れ込みが入れやすくなりますよ。

フライパン

十字型の切り込みを鬼皮のとがった部に入れておくと、皮が剥きやすくなります。
熱したフライパンに油をひき、栗を煎ります。
鬼皮に焦げ目がついて、切り込みがぱっくり裂けたら火を止め新聞紙の上に並べます。
手で触れるくらいになったら皮をむきます。
熱が完全に冷めてしまうと皮が剥きにくくなります。
少量ずつ煎って、皮を剥くようにするとよいでしょう。

電子レンジ

深い切れ目を包丁で栗のざらざらした底面に入れておきます。
栗に浸るくらいの水を入れた耐熱容器にラップをかけて電子レンジ(600w)で3分間加熱します。
一度にたくさんの栗を加熱すると、爆発する恐れがあるので
加熱するときは10個を目安に、少しずつ入れるようにしてください。

栗むき専用の道具

栗の皮むき専用の道具の「栗くり坊主」を使うと便利です。
両刃の間に栗を挟むだけで鬼皮と渋皮、両方をきれいに取れるそうです。
便利な道具を使うと、茹でたり煎ったりする必要もなく、生栗からでも簡単に剥ける
便利な道具です。

薄皮の剥き方

鬼皮を剥いた後、一晩水に浸け歯ブラシで軽くこするだけで
薄い渋皮を剥くことができます。

保存方法

冷蔵保存

栗は寒さから身を守ろうとする働きをするので、冷蔵保存をすると甘味が増します。
4〜6週間程度の冷蔵保存で、通常の3倍近くにも甘みが増します。
保存の仕方は、皮のついた栗を水洗いをしないで汚れだけ軽くふき取ります。
新聞紙で包んで小さな穴をあけたポリ袋に入れて保存します。
冷蔵庫のチルド室に1~3ヶ月程度保存できますが、湿気があるとカビが生えるので
注意しましょう。

冷凍保存

冷凍保存する時は、皮を剥いても剥かなくても冷凍保存できます。
栗を水洗い後、よく水気をキッチンペーパーでふき取ります。
冷凍保存袋に入れ、空気をしっかりと抜いて冷凍庫で保存します。
皮をむいた状態で冷凍保存した栗は、解凍すると型くずれしてしまうので
冷凍のまま使うのがお勧めです。

まとめ

栗は、好きだけど皮剥きが上手にできなくて

いつも形が崩れてしまっていましt。

栗の皮を剥く「栗坊主」という便利な道具が合ったなんて!

早速、購入しちゃおうかな。

渋皮と鬼皮を剥いたらアク抜きのために水にさらしましょう。

変色や素材の型崩れを防ぎ、雑味や苦み、エグ味を取り除くことができます。

皮をむいたら2〜3時間は水に浸すことを、忘れずに!

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