黒にんにくの効能に驚いた!効果的な食べ方から作り方・保存方法

生活

にんにくが栄養価が高いのは、みんなが知っていますが
発酵・熟成させると栄養価がさらに高まることがわかりました。

高い栄養価に注目され、サプリメントとしても販売されています。

黒にんにくの健康効果や・熟成方法・効果的な食べ方を調べてみました。

黒にんにくって何?

黒にんにくはにんにくの熟成したもの

一定の温度・湿度を保った状態で、にんにくを1か月ほど熟成させたものが黒にんにくです。

よく知られているにんにくは白っぽい色をですが、熟成していくと色がつき
最終的には真っ黒になります。

2006年、日本人研究者によって、驚くべき黒にんにくの効果が明らかになりました。

通常のにんにくよりも栄養価の高さから健康食品として注目されるようになりした。

にんにくと黒にんにくの違いは?

味も見た目もニオイも違う!

にんにくは白い色をして刺激のある味、独特の臭みのあるニオイが特徴です。

黒にんにくは、

  • 熟成が進むと真っ黒になる。
  • ドライフルーツのような食感と甘みになる。

ほとんど臭みはなく、ニオイもほとんどありません。
にんにくを熟成させると全然別物のようになります。

栄養成分がパワーアップ!

黒にんにくには熟成過程において

  • ・アルギニン
  • ・S-アリルシステイン
  • ・シクロアリイン
  • ・プロリン
  • ・ピログルタミン酸

などの成分が増加し、アミノ酸はにんにくの数倍にもなります。

現在、さまざまなメーカーにより商品化されていますが

湿度や熟成温度、期間によって熟成度合い、成分量にも違いが出てきます。
ある商品では

  • ・アルギニンが3倍
  • ・ S-アリルシステインが16倍
  • ・総ポリフェノールが6倍
  • ・アミノ酸各種2~7倍

と増加することも、わかっています。

商品を選ぶ際は、より高い栄養価の黒にんにくを選びましょう。

副作用はあるの?

にんにくは刺激が強くて、強力な殺菌効果がありますが、 生で食べると、

  • 胃腸の荒れたり下痢が起こる
  • 腸内の悪玉菌と善玉菌とを一緒に殺してしまう

原因はにんにくの殺菌成分アリシンです。

黒にんにくのアリシンは、熟成過程でS-アリルシステインへと変化するのです。
アリシン含有量が大幅に減少するので、副作用はほとんどありません
生のまま安心して食べることができます。

健康効果と栄養

効果 健康効果とアルギニン

通常のにんにくの約3倍のアミノ酸の一種アルギニンが、黒にんにくにふくまれています。
疲労感の原因物質のアンモニアを除去するので、疲労回復や
インスリンの分泌を促し、幅広い効果があります。

【主な健康効果】
・コラーゲン生成を促す
・血管の老化を防ぐ
・免疫力を高める
・精力増強
・傷の治癒・修復
・疲労回復
・血糖値の上昇を抑える

効果 ポリフェノールと豊富なアミノ酸

ポリフェノールとアミノ酸が、黒にんにくには豊富に含まれています。

野菜の中でポリフェノール含有量はトップ!。
老化現象の原因となる活性酸素を除去する働きが、ポリフェノールの強い抗酸化作用にあります。

さらに花粉症などを抑制する強い抗アレルギー作用もあります。

【主な健康効果】
・花粉症などのアレルギー改善
・冷え性改善
・疲労回復
・風邪予防
・滋養強壮
・生活習慣病予防
・高血圧の予防

効果 健康効果とS-アリルシステイン

S-アリルシステインは、にんにくが黒にんにくに熟成する過程で生まれる成分です。

強い抗酸化作用のあるS-アリルシステインは、老化現象の原因となる腸内の悪玉コレステロールと活性酸素が結びつくのを防ぎます。

活性酸素が増えるとシワの肌老化、動脈硬化、糖尿病などを防ぐのに有効的です。
抗ガン作用もS-アリルシステインにあることがわかって、現在も研究中です。

【主な健康効果】
・生活習慣病の予防
・疲労回復
・血液をサラサラにする
・アンチエイジング
・糖尿病の予防
・ガンの抑制

黒にんにくの作り方

黒にんにくの作り方

作り方はとても簡単です。でもにんにく独特のニオイが気になります。
ニオイ対策をして栄養豊富な黒にんにくを美味しく作りましょう。

 

炊飯器を使った黒にんにくの作り方

炊飯器を使った黒にんにくの作り方レシピでご紹します。
炊飯器の保温機能を使うと、黒にんにく熟成に適した温度に近い状態を保てます。
炊飯器を使った黒にんにくの基本的な作り方

材料・用意するもの

・にんにく
中玉15コ
・ガーゼまたはペーパータオル
1枚
・炊飯器の底に入るぐらいの竹ザルや竹カゴ
1個
・保温機能付き炊飯器(黒にんにく作り専用にする)
1台

作り方

①炊飯器の底に竹ざるや竹カゴを敷いて、にんにくを詰める。
②にんにくの上にペーパータオルやガーゼをかけて、保温中の水分を保ちながら
熟成させる。
③保温スイッチを押す。1日1回にんにくの並べ替えや上下を返したりする。
④10日から2週間ほど、保温状態を維持。
⑤皮をむいて熟成具合を確認。にんにくの辛味がなく
黒くねっとりとしていたら炊飯器から出す。
⑥網やザルの上に広げ上げ1日干し完成。

作り方とアレンジポイント

⑤の時にベチャっとなっていたら、水分が多いので炊飯器の底に溜まった水を捨てる。
炊飯器の蓋に割り箸などを挟み少し隙間を開け、数日追加保温する。
⑤の時に水分が少ない感じだったら、炊飯器の底に少量の水を入れ水分を補い
数日追加保温する。
底に竹ざるや竹カゴを敷かずに直接にんにくを入れると、コゲやすくなります。
常温の風通しのよい日陰で1か月ほど寝かせると、熟成が進み美味しくなります。
コンロやオーブントースターや圧力鍋で作ったものは、熟成が未熟で
黒にんにくに似たもので日持ちもしません。

黒にんにくの賞味期限と保存方法

3つの黒にんにくの保存方法

<常温保存>
新聞紙で包んだりネットや紙袋に入れて、日陰の風通しのよい涼しくところに置く。
市販品は1~2か月ほど保存が可能。
<冷蔵庫保存>
ジップロックに入れ、最初は密閉しないでに黒にんにくの温度を下げてから
密閉して冷蔵庫に入れると6か月ほど美味しい状態保存でき美味しく食べられます。
<冷凍庫保存>
ジップロックで密封して冷凍庫保存します。皮を剥いても剥かなくてもお好みで。
カチカチに凍らないので、取り出しすぐでも食べられます。
最も品質が変わらず、1年ほど保存が可能です。

黒にんにくの効果的な食べ方

生のまま食べる

黒にんにくにも、にんにくのニオイ成分と同じアリシンの疲労回復や殺菌効果はあります。
アリシンは熱に弱いので加熱料理に加えると、十分に効果を得られません。
生のままで食べるようにできるだけしましょう。

1日に1~2片を毎日続けて食べる

黒にんにくは刺激成分が少なくなっているとはいえ、食べ過ぎると胃もたれや胸やけや
腹痛を起こすことがあります。 黒にんにくの効果は、すぐに実感できるわけではないので
黒にんにくは1日に1~2片を、続けて毎日食べることが大切です。

市販品で試食したり、期間や熟成温度などで異なる成分を見直す

黒にんにくは熟成期間や温度や湿度によって、含有量や栄養分が異なります。
黒にんにくを手作りの場合、熟成が十分ではなかったり時は 温度や湿度・熟成期間などを
見直ましょう。
市販品はしっかり熟成されているので、栄養成分もたっぷり含まれています。

黒にんにくアレンジレシピ

毎日、そのまま食べるのが飽きたら、ちょっとアレンジして美味しく楽しんでみましょう。

サラダのトッピングに!

サラダ

黒にんにくを切ってサラダにと一緒に。 黒色がアクセントになり
栄養価の高いオシャレなサラダに!

ドレッシングに入れる

ドレッシング

刻んだ黒ニンニクをドレッシングにまぜるだけ。 にんにくのきつい匂いがなく
食べやすいドレッシングになります。 生で食べれるので、栄養は損なわれません。

まとめ

そのままでも、栄養価の高いにんにく。

発酵させることで、さらに栄養価がアップし独特のきつい匂いもなくなり

食べないともったいない食材ですね。

日本人によって「黒にんにく」の高い栄養価が発見され

世界でも注目されていることは、嬉しいことですね。

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