「落花生」ピーナッツの驚くべき健康効果、落花生の殻は空気を綺麗にする?

美容・健康

「ピーナッツ」と聞いて、あなたはどんなイメージですか?

人によっては、ニキビができる、鼻血が出る、太る、鼻血が出るなどあまりよいイメージは
なかったかもしれませんね。
 関連記事「落花生」ピーナッツの種類・主成分・栄養のある薄皮・食べないともったいない! https://piyoko0426.com/archives/879

それらは、すべて迷信で科学的根拠はないのです。
最近では、ハーバード大学が30年間かけ12万人を調査した研究で
「ピーナッツは、血管を健康にし死亡率を飛躍的に下げる食材」ということが分かったのです。

さらに、「ガンや生活習慣病を予防する」「美容効果がある」「ダイエットに使える」など
ピーナッツは、とても優秀な食品だったことも分かってきました。

ピーナッツの正しい知識を学んで、健康に過ごしたいですね。

悪玉コレステロールを減らす・血管を強くする・太りにくい油

ピーナッツの半分は脂肪ですが、太るイメージの動物性脂肪とは全く違ったものです。
ピーナッツの脂肪は、オレイン酸・リノール酸です。
太りにくい植物性の油で悪玉コレステロールや血中の中性脂肪を下げ動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果があります。
全身の血管をしなやかで強くする働きのあるαリノレン酸、リノール酸、パルミチン酸も含まれ
心臓病や脳出血による死亡率を下げてくれます。
これら不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸のバランスが良くて、体に必要な多くの油がピーナッツオイルには含まれているのです。
太ると思われていた、ピーナッツ油の正体は、良質で健康的な油だったのです。

ピーナッツで糖質制限ダイエット

太る原因は、油だけではなく、食べ物が消化されて、体内血糖値が急激に上がって
体内のインシュリンが余った糖質を脂肪に変換することで肥満に繋がります。
血糖値の上昇が早い食品は、太りやすい食品と言えます。
お米などの炭水化物は、太りやすい食品です。ピーナッツはこの血糖値が上昇する度合を表すGI値(グリセミックインデックス値)がたったの15で、ピーナッツは体内血糖値の上昇度合いが
緩やかなので太りにくい食品です。

GI値(最大値は100) 食品名
99 上白糖
95 食パン
88 白米
85 うどん
70 とうもろこし
65 パスタ
55 玄米
41 桃、メロン
36 りんご
25 牛乳
15 ピーナッツ
12 寒天、もずく

ピーナッツは、とても腹持ちがよいので小腹が空いた時に数粒食べるだけで
満腹感が長く持続するためダイエット向きの食品です。

糖尿病のリスク減少

GI値の低い食品のピーナツは、健康な人の糖尿病リスクを減らし、2型糖尿病の人にも一日血糖維持に効果があるのです。
朝食に約40gのピーナッツを摂るだけで午前の血糖値上昇を抑え、数時間後昼食に
ピーナッツを含まない高炭水化物を摂った後の血糖維持効果もあります。
ピーナッツは、血糖値を下げるインスリン分泌に重要なマグネシウムの供給源としても
優秀なのです。

お酒のお供で食べられるのには、理由がある!

ピーナッツに多く含まれているナイアシン(ビタミンB3)は、二日酔いの原因のアセトアルデヒドを分解してくれます。
肝臓への負担を軽減して二日酔いの予防効果があるのです。
飲んだアルコールの分だけ、ナイアシンも補給が必要です。
ピーナッツや大豆に多く含まれるアスパラギン酸は、有害なアンモニアを排出する利尿作用がある
ため悪酔いしないのです。そのため、ピーナッツはお酒のおつまみに最適な食品なのです。

高い抗酸化作用で老化抑制

アーモンドと同様にピーナッツにも、強い抗酸化作用のあるビタミンEが多く含まれ細胞を丈夫にし脳卒中、がん、老化予防になります。
ピーナッツは血行を良くするので、血行不良や冷え性による肩こりを改善します。

記憶力アップ!

ピーナッツに含まれる「レシチン」は、神経伝達物質のアセチルコリンを作り出して
脳神経細胞の働きを活発にします。
認知機能や記憶力の向上効果があるので、認知症の予防や受験生のおやつに適しています。

乳がんのリスクを減らす

「9~15歳女性がピーナッツを最低週に2回食べる」と最高40%程度まで良性の乳房疾患を
減少させる事ができ、特に乳がんを患う家族のいる女子が、生理の前後にピーナッツを食べると強い抑制効果が見られたことがわかっています。
また、ピーナッツ料理を週に最低1皿食べる女性は増殖性の良性乳房疾患(乳がんに進行する確率の高い疾患)リスクを3分の1に減らせることが分かったのです。

高血圧対策に「酢ピーナッツ」

高血圧の原因は、血管の収縮と塩分の取りすぎなどがあります。
この原因2つに効果のある栄養素で、血管を拡張するポリフェノールと余計な塩分を外に出すカリウムの両方を多く含んでいるのが薄皮付きピーナッツなのです。
また酢に含まれる酢酸にも、血管を拡張し血圧を下げる働きがあります。
素焼き薄皮付きピーナッツを、3日ほど酢に漬けた「酢ピーナッツ」は高血圧を強力な相乗効果で
予防します。

落花生の殻は空気を綺麗にする?

千葉大学の青柳象平教授と国立医薬品食品衛生研究所の研究で、「ピーナッツの殻には、
シックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドを吸収する事」が判明しました。
塗料や壁紙用接着剤に含まれるホルムアルデヒドは、吐き気や頭痛などの症状を引き起こします。
ピーナッツの殻を薄い紙に包んで、4時間置くだけでホルムアルデヒドが80%改善します。
ミキサーで細かくしたものは、90%も取り除くことができるのです。
細かくした殻は、高い消臭効果もあるので布袋に入れておくだけで
高い消臭効果が得られます。
高い消臭効果を持って身体に優しい天然素材の殻は、枕の詰め物や動物小屋の敷材などに
利用価値が近年高まっています。

まとめ

お酒の席に良く出されるピーナッツに二日酔防止効果があったのことや

何気なく捨てていた落花生の殻が、強い消臭効果があるのも驚きでした。

落花生は、捨てるところのない健康効果が大きい食材なのですね。

 

 

 

 

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