ナッツの正しい保管方法、保管ポイントは、期間・場所・容器の3つが大切!

生活

ナッツには、豊富に脂質が含まれています。

一般的に、酸化しやすい不飽和脂肪酸が大部分です。中でも胡桃に含まれるオメガ3脂肪酸は

特に酸化しやすい脂質なのです。

老化や動脈硬化を防ぐ不飽和脂肪酸は、身体に良い働きをする脂質です。

でも酸化して過酸化脂質に変質してしまうと、油臭くなって風味が悪くなるだけでなく

逆に老化や動脈硬化を促進してしまいます。

ナッツに含まれる脂質が変質してしまわないよう、十分気をつけなくて保管しなければいけません。

ナッツの酸化を進行させる要因の熱、光、酸素を避けて保管する必要があります。

一般の家庭で酸素を完全に遮断することは難しいので、熱と光の遮断が主です。

ナッツの保管は、期間・場所・容器のポイントが3つです。

正しいナッツの保管方法

保管容器

ナッツを密封しないで保管すると、湿気て酸化し、虫がつくので
保管する際は、密閉容器やチャックのついた袋で保管するようにします。
袋で保管する時は、空気をできるだけ抜いてから口を閉じます。
薄い袋は空気を通す場合があるので、ガラス瓶に乾燥剤を一緒に入れて
湿気を防いで保管します。

保管場所

ナッツの保管場所は、直射日光を避け温度が20度以下の場所です。
熱と光を避けることで、酸化を遅らせることが可能です。
ナッツにはいろいろなビタミンが含まれ、多くのビタミンは熱と光に弱いことが知られています。
これらを避けることで、栄養素の減少を防ができます。

熱と光を遮断するためには、湿度が低い冷蔵庫での保管がナッツ保管に最適です。
ナッツは周囲の匂いが移りやすいので、湿気を防げる容器に入れて冷蔵庫で保管するようにします。

冷蔵庫から出した冷たいナッツは、暑い部屋では結露します。
結露でナッツが湿気ることを避けるには、ナッツを容器を室温に戻してから
蓋を開けるとカリッとしたナッツの食感を楽しむことができます。

保管期間

水分量の少ないナッツは、生鮮野菜に比べて一般的に長く保管することができます。
開封前の賞味期限は、6ヶ月前後です。

ナッツの種類や保存方法やによって、鮮度が保たれる期間は大きく変化し
熱、光、酸素を完全に遮断して保存できれば、1年以上保管可能です。
一般家庭では、パッケージに記載してある賞味期限を守って開封後は早めに食べ切るようにします。

保管する時の注意点

開封後1ヶ月以内に食べきる

店頭で売られているナッツは、窒素を充填すして酸化を防ぐ工夫がされているので
長期保存が可能になっています。
いったん封を開けると保存効果は失われ、劣化が進むので開封後はなるべく早く食べ切りましょう。パッケージに記載してある賞味期限は開封前のものです。

正しく保管すれば3ヶ月程度は保存可能ですが、なるべく1ヶ月以内を目安に食べりましょう。
開封した日を、保存容器にラベル書いておくと便利ですよ。

また、容器を開け閉めする頻度が多いと酸化が進みやすくなるので
必要な量を小分けにしておく保存することをお勧めします。

もし、1〜3ヶ月以内に食べきれない時は、蜂蜜に漬けておくと、酸素との接触を抑えられ
ナッツの劣化を遅らせることもできます。
食感も味も変化しますが、チーズやヨーグルトと合わせて食べたり、料理に加たりすると
楽しみ方の幅が広がるのでお勧めです。

冷凍保管

封を開けてから長期間保存したい時は、冷凍庫で保管することもできます。

ナッツは、水分量が少ないので冷凍庫保管しても解凍せずにそのまま食べられます。
ナッツの種類によっては、食感が変化して硬くなることもあります。

特にカシューナッツは、比較的水分量いので食感が変わりやすいです。
食感の変化が気になる時は、凍ったまま料理に加えたり、凍ったままナッツをすり下ろして
使うなど凍ったまま料理に加えて加熱して食べると良いでしょう。

生のナッツはサルモネラ菌に注意

生のナッツは、殺菌や熱処理していないため食中毒の原因となるサルモネラ菌が
ついていることがあります。

自然界に広く存在しているサルモネラ菌は、少量でも下痢、発熱、腹痛や吐き気などの症状を
引き起こします。

高温多湿な場所で細菌の多くは増殖が活発になります。
食中毒を避けるためにも、冷蔵庫で保管してください。でも、菌が死滅するわけではないので
サルモネラ菌が心配なら、70度で1分以上加熱することによってサルモネラ菌は殺菌できるため
使用する前にローストすると良いでしょう。

サルモネラ菌が付いているものを触った手で、物を食べると食中毒を起こす場合もあるので
生のナッツを触った後は、手を洗うようにしましょう。

まとめ

ナッツは、空気を遮断できる容器に入れて冷蔵庫保管すると、鮮度が保たれます。

ナッツが湿気てしまった時は、食べる前にトースターで少し加熱するとナッツ本来の
食感を取り戻すことができます。
ナッツが酸化して油臭くなってしまったら元には戻せないので長期間保存したナッツは
匂いを嗅いで酸化していないか確認してください。

ナッツを正しく保管することは、食中毒を防ぎ、身体に良い栄養素を保ちつつ美味しさも
保つことができます。
保管の期間・場所・容器という簡単な3つのポイントに気をつけて
ナッツ本来の美味しさを楽しみましょう。

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