大豆ミート(ソイミート)の名前は、聞くけど何?
ヴィーガンやベジタリアンといった菜食主義者向けの「お肉」として思われています。
ダイエットに効果があると女性に人気を集めています。
今注目の大豆ミートの効果や種類などについて、調べてみました。
大豆ミートって何?
大豆ミートとは、主に油分を絞った大豆に熱や圧力を加えて乾燥させたもので、
お肉に見立てた加工食品です。
ヴィーガンやベジタリアンといった菜食主義の方向けの食品というイメージが強かった
大豆ミートですが最近では健康食として、健康志向や女性からも人気を集めています。
下味をつければ大豆特有の香りも気にならなくなるので、お肉の代用品として
大豆ミートを主役にした料理を作るのもお勧めです。
ミートと言われるだけあって、食べ応えや食感だけでなく、見た目もお肉そっくりです。
昔から大豆は「畑のお肉」と言われていて、ドイツでネーミングされたそうです。
大豆ミートの種類
市販の大豆ミートは、お湯や水でもどしてから使う「乾燥タイプ」が一般的です。
使い勝手の良い「冷凍タイプ」「レトルトタイプ」もあり、用途に応じて使い分けができるのも
便利ですね。
大豆ミートの3形状
ミンチタイプ
ミンチタイプは、ひき肉のようなそぼろ状の大豆ミートです。
通常のひき肉と同様に、使用します。
ミートソースやキーマカレーのようなひき肉料理全般に活用できます。
乾燥タイプは、お湯や水でもどして使いますが、ミートソースや麻婆豆腐など濃い味つけの料理にはそのまま煮汁に加えて使用できます。
フィレタイプ
薄くスライスされたフィレタイプは、炒め物に最適です。
生姜焼きや焼肉など通常のスライス肉と同様に使います。
少しパサパサした食感は、小麦粉や片栗粉などをまぶして使うと良いでしょう。
ブロックタイプ
一口サイズの大きなブロックタイプは、酢豚や唐揚げ、カレーなどに使うと便利です。
お肉の存在感や食感を感じ、食べごたえがあります。
シチューやカレーなど味の濃い料理に使うと、大豆の風味を感じやすいので
お勧めです。
大豆ミートの特徴
低脂肪、低カロリー
大豆ミートは、大豆の油分(脂肪)を圧搾して作られているので、含まれる脂質の量が
とても少なくなります。
牛肩ロース肉で比較してみると
100g当たり411kcalに対して、大豆ミート(ブロックタイプ)は約1/4の108kcal。
脂肪はなんと1/50ととてもヘルシーです。
動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸を体に取り込まなくて済むのです。
高たんぱく
大豆ミートは、お肉とほぼ同量のタンパク質が含まれています。
大豆タンパクには、中性脂肪を下げる働きがあり、体重を増やさずに筋肉をつけて
体を引き締めることが可能です。
ノンコレステロール
大豆タンパクには、生活習慣病の原因と言われているコレステロールが含まれていません。
コレステロールの吸収を抑え代謝を促す大豆サポニンが、食事からの余分なコレステロールを
体外に排出して、正常値に近づける効果もあります。
食物繊維が豊富
大豆ミートには、お肉に含まれ食ていない物繊維がたっぷりあります。
お腹の中で膨らみ時間をかけて消化するので、間食や食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
一緒に食べた脂肪の吸収を防ぎ、排出を促すので便秘の解消や予防につながり、
腸内環境を整えることにもなります。
ミネラル、ビタミンが豊富
大豆は、三大栄養素の脂質・炭水化物・タンパク質をバランスよく含み、
マグネシウム・亜鉛・マンガン・銅・カルシウム・鉄分など、体内で必要なる成分が
含まれています。
ビタミンKビタミンB1・ビタミンB2に加え、抗酸化物質として知られている
ビタミンEが、エイジングケアを促します。
大豆イソフラボンが豊富
大豆イソフラボンは、メラニン抑制や血流の促進作用により、
アンチエイジング・肌荒れ・冷え性などに加えて、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きで、
女性ホルモンのバランスを保ったりバストアップ、骨粗しょう症の予防に役立ちます。
グルテンフリー
大豆ミートは、大豆100%のものやエンドウ豆や玄米を混ぜているものまで種類も豊富です。
但し、調理したものの中には小麦粉を使用している場合もあるので、原材料を確認してくださいね。
長期保存ができる(乾物大豆ミート)
乾物大豆ミートは、常温で約1年間保存が可能です。
冷めても硬くならず美味しい大豆ミートは、お弁当のおかずとしても最適です。
調理することが前提ですが、乾燥したまま食べることも可能です。
災害時の非常食として備えておけば安心です。
使い方
湯戻し
たっぷりの湯を沸かしたお鍋に、大豆ミートを入れ弱火で5分ほど茹でます。
(乾燥状態から約3倍に量になります。)
水で洗う
茹でた大豆ミートをザルにあげ、ボールの中で丁寧に水洗いをする。
硬く絞って水を切る作業を、水を変えて2〜3回繰り返すと、大豆の香りは抜けていきます。
下味
通常の料理と同様に、下味に5分以上つけてからお料理に使います。
美味しく食べるポイント
・乾燥大豆ミートを使う場合は、しっかり茹でて水洗いしてもどす。
・濃いめの下味にする
まとめ
大豆ミートを上手に活用すると、美味しく食事を取りながら、健康にもダイエットにも
よさそうです。
形状の違うものを活用することで食べごたえのあるお肉と似たような見た目や食感を
味わることができ、栄養価が高くヘルシーなのが魅力の食品ですね。
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