シナモンの驚きの栄養と効能、シミが消える・白髪予防・血糖値が下がる?

生活

シナモンは料理や洋菓子などに幅広く使われるスパイスです。

シナモンの独特な辛味と風味。

シナモンに関する効果やシミ消える、白髪予防、血糖値を下げる効果があるようですが
摂取時の大切な注意点についても調べてみました。

シナモン?

シナモン

シナモンは、スパイスの王様として有名です。クスノキ科の常緑樹、日桂(ニッケイ)の樹皮です。
独特の香りと風味が特徴です。どんな料理や食材にも合い、とても使い勝手がよいスパイスです。

シナモンとニッキは違うの?

ニッキもシナモンも同じです。
似た香りがしますが、ニッキは日本産でシナモンはスリランカ産です。

成分の差としては、シナモンにだけオイゲノールという成分が含まれています。
シナモン独特の風味はオイゲノールによるものです。
オイゲノールを含むシナモンはニッキと比較すると、マイルドな甘さになっています。

シナモンに種類あるの?

セイロンニッケイ

スリランカ産セイロンニッケイが一般的なシナモンです。
柑橘系に似た爽やかな香りで甘みがあるのが特徴です。特にに甘いものとの相性が良く
フルーツのコンポートやスイーツに使われることが多いです。
また、コーヒーや紅茶のお供としても。

カシアニッケイ

カシアは、中国やベトナム産のニッケイが原料となっています。
スパイシーな風味と甘い香りが特徴です。カレ-やピラフなどの炒め物に使われます。

シナモンの栄養成分

シナモンの栄養成分は、豊富なビタミン群とミネラル成分が含まれています。
(ビタミンB1とB2、亜鉛、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、ナイアシン、など。)

栄養素以外に、シンナムアルデヒド(桂皮アルデヒド)という毛細血管の老化防止効果のある
成分も含まれています。

シナモンの効果・効能

健康に役立つ効果がたくさんあるのがシナモンです。
消化促進、発汗、抗菌、血行改善、健胃、中性脂肪や血糖値
コレステロール値を低下させ生活習慣病の予防に効果的です。
殺菌作用や解熱作用もあるので、風邪の予防にもなります。
特に有効とされている効果が毛細血管の保護です。
毛細血管が減少するとしわやシミ、たるみ、白髪、抜け毛、薄毛の原因になります。

毛細血管とシナモン

Tie2(タイツー)という言葉を知っていますか。
受容体タンパク質のことをTie2(タイツー)と言い、リンパ管や血管を作ってくれます。
「血管が細くなった」など言われるのは、タイツーの働きが悪くなったという事です。

シナモンは、タイツーに働きかけて活発にし、毛細血管の老化防止や修復に効果があります。
体のいたるところに毛細血管は存在しているので効果を実感できます。
頭皮の毛細血管が元気になれば、艶がでたり髪が増えたりツヤが出たり白髪が減ります。
顔ならシミが消えやしわが減少します。

身体の調子がよくなり健康面でも効果があります。
血液の流れがよくなれば高血圧も改善され、血栓予防、冷え性が
改善したりと効果が期待できます。。

漢方薬のシナモン

健康にいろんな効果のあるシナモンは、実は漢方薬においてもと重要なスパイスです。

漢方においては桂皮(ケイヒ)という名前で用いられるシナモンですが、
漢方薬にはこの「桂」という字がつくものがたくさんあり、
この「桂」の字がつくものは、シナモンが含まれているのです。

風邪に効く漢方薬には、シナモンのもつ発汗作用効果を見込んで、
シナモンがほとんど含まれています。

名前からはわからないが、よく使用される漢方薬の3割以上のものに含まれているようです。

ダイエットにもシナモンが効果的

シナモンにはカリウムが豊富に含まれていて、水分を排出するためむくみの防止効果があります。
脂肪細胞を縮小させる働きもあります。
脂肪の燃焼を促してくれるので、ダイエットにつながります。
血糖値のコントロールまでしてくれるため、健康的に痩せられます。

食べ過ぎに注意!

効果が感じられるスパイスのシナモンですが、効果が期待できるからこそ
注意しなければいけないことがあります。
シナモンの健康被害が懸念されてるようになったきっかけは、
血糖値を下げる効果やダイエット効果があるとして発売されたサプリメントでした。

シナモンの効果に注目が集まり、大量摂取による安全性を確かめるため
ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)にリスク評価を依頼しました。

日本もシナモンの成分クマリンについての調査を、平成18年東京都食品安全委員会で実施し、結果を情報提供していくことを発表しています。

クマリンとは、肝障害を引き起こす成分だということが分かっています。

クマリンは「感受性の高い人の場合、比較的少ない量でも治癒可能な肝機能障害が引き起こされる可能性がある」とドイツのBfRは述べています。

シナモンはスパイスなので、メインで食べるものではありません。
1日あたりの摂取量の目安は、

  • 大人(体重60㎏)…一日当たり2g未満 小さじ1未満ほど
  • 子供(体重15㎏)…一日当たり0.5g未満

シナモンは香りが高いスパイスです。
香りの中に、シナモンアルデヒトという成分が含まれ、胎児に悪影響があります。
妊娠中は摂取しない方が安全です。

多量に摂取しなければシナモンに含まれているシナモンアルデヒドやクマリンは
健康に影響はないので、摂取量に注意してくださいね。

まとめ

世界最古のスパイスとも言われるシナモンは、ミイラの防腐剤として使われていました。

8世紀前半に「桂心」という名で日本に伝来。
江戸時代の享保に、樹木としてシナモンが日本に渡ってきました。

シナモンは私たちの生活にもなじみが深く、さまざまな効果がありました。
摂取量に気を付けて、シナモンを上手に活用しましょう。

 

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