胡椒の種類と特徴、健康に効果的な胡椒の効能・効果

料理

スパイスの王様である胡椒。

コショウ科コショウ属のつる性植物で、昔は通貨や医薬品としても使われるほどとても

貴重で高価なものでした。

今ではどこの家庭にも必ずある塩万能調味料となっています。

胡椒尾と塩をかけるだけでどんな料理も旨みがグッと増して、味が引き締まります。

どこの家庭にもあるのに、胡椒の健康への効果や栄養成分については知られていません。

毎日使用するものなので、効能や効果をしって健康にも役立てましょう。

胡椒の種類と特徴

黒胡椒(ブラックペッパー)

黒胡椒は、緑色の完熟前の実を発酵させたものです。
辛味や風味が強く、味付けや下ごしらえに最適なの。肉料理には黒胡椒が使われます。

青胡椒(グリーンペッパー)

青胡椒は、緑色の完熟前の実を発酵させないものです。
爽やかな風味で、ほとんど辛味もないので、調味料よりも彩りとして使用されることが多いです。

白胡椒(ホワイトペッパー)

白胡椒は、完熟した赤い実の皮をむいたものです。。
風味が柔らかく魚料理によく合い料理の仕上げに使用されます。

赤胡椒(ピンクペッパー)

赤胡椒は、完熟した赤い実の皮をむかないものです。
風味がマイルドで辛味もなく、青胡椒と同様に彩りとして使用されます。

 

この他に、ロングペッパーという胡椒の仲間で辛味や風味に似たものもあります。
柚子胡椒という調味料は、柚子と唐辛子を混ぜたもので胡椒ではありません。

胡椒の起源と原産地

インドの西南部のマラバール海岸は、胡椒の原産地と言われ
マラバール海岸からマレーシア半島、カンボジア、北ベトナムなどの東南アジア各地に
広がっていきました。
紀元前後、インド洋とその周囲の海域の交易の主な交易品であったことが胡椒の起源です。
インドにおいては医薬品として用いられていましたが、紀元前1世紀頃には食生活にとって
なくてはならない代表的な香辛料とされていました。

中世ヨーロッパ時代では、貴重な交易品として取引され歴史に残る大きな貿易の需要品の胡椒は
貨幣代わりに用いられていたこともありました。
インドから発祥した香辛料の胡椒は、ギリシャ商人やイタリア商人、ムスリム商人
(イスラーム教徒)よって西方に、さらにヨーロッパにも伝えられました。
ヨーロッパでは、肉食文化が主流だったため香辛料の需要が高まり、香辛料の中でも
胡椒は、高額で取引されていました。

胡椒に栄養ってあるの?

胡椒のカロリー

胡椒は、料理の副材料として適量しか使用しないので、胡椒の持つ栄養成分からの
栄養効果は大きいものではありません。

  • 黒コショウ:364kcal
  • 白コショウ:378kcal
  • 混合粉:371kcal

健康に胡椒!こんな効果や効能があった

発汗作用により貧血改善効果!

胡椒には、利尿作用や発汗作用や利尿作用があり、体内に毒素を排出して
デトックス効果があります。
血管も広がり、血の巡りが良くなるので、貧血改善に繋がったり脳の活性化や冷え性にも
効果があります。

胃腸を健康にして消化・吸収にも効果がある

胡椒は、消化機能を向上させたり食欲を促進したりする働きがあります。
栄養吸収力が上がり、胃腸の調子が整えらます。れたりするでしょう。
具体的には、胃弱、下痢、吐き気、腹部膨満、消化不良、食欲不振効果や
腸内に溜まったガスも排出する働きもします。

防虫、防腐、鎮痛、抗菌 殺菌効果!

胡椒は、よくない菌に働きかけて体内から健康的にしてくれます。なれます。
鎮痛効果があるので、腹痛や急な歯痛にも重宝します。
抗酸化作用により抗がん効果も見込め、まさに万能です。

美容にも、 胡椒ダイエット!

胡椒には、血管を拡張して血行を促進したり、交感神経を刺激する働きもあります。
交換神経の刺激によって代謝が良くなって、体温が上がり痩せやすい身体になるので
ダイエットにも効果的なのです。

胡椒の効果的な使い方

胡椒には、パウダーとホールの二種類が一般的に売られています。
パウダーは、手軽に使えますがは香りが飛びやすく、風味が早く落ちます。
できればホール状のものを買って、使う度にペッパーミルでひくようにすると良いでしょう。

料理で胡椒を選ぶ

胡椒は、種類によって特徴があります。
黒胡椒は肉料理、白胡椒は魚料理のように、料理に合ったものを選びましょう。
料理に色をあまりつけたくない時には、白胡椒を使うのも効果的です。

胡椒は二回に分けて使う

胡椒の特徴には、香りと味の二種類があります。
料理によって、下ごしらえの時に胡椒を使うと臭みを取ることができたり
さらに仕上げに使うと、味を調えることができます。

料理の消化補助

胡椒は胃腸の働きを活発し、消化酵素や胃液の分泌も促してくれます。
あまり消化が良くない食材を使うときは、胡椒を使うことで身体(胃腸)への負担を
減らすことができます。

胡椒を使う時の注意点

胡椒に含まれているアレルギー物質

アレルギー物質を含む食品の表示は、添加物や流通している食品に表示され日本農林規格(JAS法)や食品衛生法などで規定されています。
食品衛生法では、その物質が微量であっても省略せず流通の段階で表示を求められています。

胡椒に関しては、白胡椒の辛さの調節のために小麦粉が配合されていて
成分表示に表示されています。
食物アレルギー患者の方は、アレルギー物質含有量がたとえ微量でも症状が出るので
成分表示を確認しましょう。

胡椒の保存方法と賞味期限

胡椒も、賞味期限が食品衛生法に基づいて商品表示に記載されています。
賞味期限は、風合いが変わらす美味しく食べられる期限です。
この期限が過ぎたとしても食べられないわけではありません。
販売者側や製造者は、賞味期限が切れものの食用は勧めていません。

賞味期限は、開封しない状態のものの品質を保証した期限です。
胡椒などの香辛料の多くは、乾燥したものなので開封した後、賞味期限が切れても
まだ使用できるのがほとんどです。

乾燥した調味料の胡椒の保存方法は、蓋をしっかりして湿気のない暗所で常温保存します。

まとめ

料理する時、必ずと言っていいほど使われる胡椒ですが

胡椒にも種類があって、料理によって使い分けることで料理の幅が広がりそうですね。

健康に良い効果・効能を活かして使って下さいね。

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