「人間」と「動物」の違いは、何ですか?
それは、「人間は、言葉を使う」ということです。
最近、言葉の発達が遅れてる子供が増えています。
その原因が、親が習慣的に子供にしてる行動だったら・・・
自分の意志を伝える手段を持たない子供は、泣いて暴れ顔つきの変わってきます。
入園しても、先生とのコミュニケーションが取れない状態に。
その行動とは、子供に動画を見せる事。
「泣き止むし、静かにしていてくれるから・・・」
「教育動画だから・・・」
「夕飯作る時だけだから・・・」
動画を子供に見せるのは、良くないと思っていても大人の都合で
自分に言い訳しながら見せていませんか?
その行動って、本当はとっても怖い事で
知った時には、取返しの付かない事になっているのです。
今、教育の現場での実情をお話しますね。
動画子育てによる脳への影響
今の時代、スマホやタブレットの無い生活は考えられなくなっています。
子育てにおいても、ワンオペ育児ならなおさら動画を活用されているのではないでしょうか?
ひと昔前の子育てでは、「テレビは、良くないのでなるべく子供に見せないように・・・」
と言われていました。
1~3歳までにテレビ視聴時間の長いと、認知機能低下により言語能力が低く
また長時間の視聴習慣を続けていると、脳が発達せず灰白質の体積が減り
16~22歳頃の時点で、他者への攻撃的な振る舞いが多く、注意力が低く
学習困難の度合が高いという研究データがあります。
スマホやタブレットの動画も同じようなことが言えます。
「動画を見せていると、脳の言葉と記憶力を司る部分の発達が遅れる」
と脳科学研究で有名な川島隆太先生は、研究結果から話されています。
この情報を、川島先生が世間に発表しようとしたら圧力がかかり中止させられたそうです。
こんな情報を発表されたら、不利益を被る企業がいますからね。
だから、検索しても出てこない重要な情報もあるということです。
脳の発達が遅れるとどうなるの?
「動画の視聴は、脳の言葉と記憶力を司る部分の発達が遅れる」
ということは実際、子供がどういう状態になるのでしょうか?
「言葉を話さない、覚えられない」ということです。
幼児は、歌や読みきかせによる言葉のシャワーをたくさん受けることで
1単語から2語文、3語文と、文章を話すようになります。
でも、脳の発達しないのでなかなか話すようにはならないし、
覚えることもできません。
食事のお供は、タブレット
先日、都内の保育園へ子育て講演会へ行った時
保育園の先生から聞いた話です。
離乳食を始めた頃、動き回って座っていない子供にお母さんは、
タブレットで動画を見せ始めたそうです。
すると、おとなしく座って食事をするようになったので
それ以来、タブレットを見ながらの食事に。
タブレットを見せておけば大人しくしていることが分かったお母さんは、
ご機嫌が悪くなったらタブレットを、車の移動中も子供の前には専用のタブレットを用意。
そんな子供は、どうなったと思いますか?
・言葉を話すことができないので、泣く暴れる
・理解させることが難しい
・寝ない
園の先生方も対応がとても大変だったそうです。
脳は、睡眠中に成長します。
どんなに身体を動かして疲れさせても、お昼寝の時間に寝ることはなかったそうです。
私の教室にも、乳幼児期に動画三昧で育てられた子供がいます。
入園したものの、言葉が話せなかったので親同伴で登園するよう園から言われたり
就学時検診時に、普通学級についていくのは難しいので支援学級、支援学校への入学を
検討するよう言われたお母さんもいます。
その時点でも、お母さんはなぜそうなったのか理解できていませんでした。
「動画を見せていませんでしたか?」と尋ねると
「はい、大人しく見ててくれるので・・・」と答えながらも驚きの表情でした。
まとめ
脳の中のことを、知ることは難しいです。
でも、動画が子供の脳にどのような影響を及ぼすのかを
しっかり理解していないと、気づいた時にはすでに手遅れ状態になっています。
検索した情報だけを信じずに、乳幼児健診時や教育のプロの言葉にも耳を傾け
正しい情報を得て、賢い親になりましょう!
『子どもたちに大切なことを脳科学が明かしました』 川島隆太著
『2時間の学習効果が消える!やってはいけない脳の習慣』川島隆太監修 横田普務著
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