「夏バテ」ってよく聞くけど、具体的にどういう状態のことなのかな?
暑さが原因で体調不良になったら「夏バテ」?
お盆も過ぎる頃になると、暑さで身体も限界なのかもしれませんね。
「夏バテ」の状態を知って、しっかり対策をしましょう!
「夏バテ」?
暑さが原因で体調不良になったことを、「夏バテ」と言います。
症状は、人それぞれです。
食欲が落ちたり、全身がだるかったり、なかなか寝られなかったり・・・
「夏バテ」による体調不良になると、免疫力がさがり夏風邪が引きやすい状態になります。
「夏バテ」の状態になる原因は、何なのでしょう?
自律神経機能の低下
「夏バテ」の原因は、自律神経機能の低下によるものです。
自律神経とは、身体の血液循環、代謝や消化、温調節や呼吸などの働きを調整する神経です。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があり
「交感神経」は、日中の活動時に優位に働き
「副交感神経」は、休息やリラックスしている時に優位に働く神経です。
この二つの神経が、バランスよく働くことで身体を健康に保っています。
自律神経の乱れによって、全身にいろんな機能の調整に支障が出るため
体調不良を感じるようになります。
自律神経を乱す夏の生活習慣
自律神経を乱す行動として、
- 急激な温度変化の繰り返し
エアコンの効いた部屋と暑い屋外との出入りによる自立神経の混乱によるバランスが崩れる。 - 長時間、冷房の効いた部屋にいることで自立神経の働きが低下する。
- 冷たい食べ物や飲み物の取りすぎで、胃腸機能の低下。
胃腸機能の低下し、食欲が落ちて栄養素や必要エネルギー不足になり
疲れやすく、気力低下になります。 - 暑さで寝苦しいため、睡眠不足になることでの自立神経の乱れ。
夏の間の毎日の生活習慣が、積み重なって「夏バテ」に繋がっていきます。「夏バテ」予防
食生活
バランスのよい食事を規則正しくとることが、とても大切です。
良質なビタミンB群、ビタミンC、ミネラル、たんぱく質を採り
冷たい飲み物や食べ物をなるべく控え、身体を温めるものを頂くようにしましょう。
「夏バテ」に効く食材
- レバー
ビタミンB群、たんぱく質、鉄、ミネラルが豊富。
焼き鳥で食べると手軽に摂取できます。 - うなぎ
脂質、糖質の分解を助けるビタミンB群、ビタミンAが豊富。
免疫力アップも期待できます。 - 枝前豆
ビタミンB群、ビタミンC、たんぱく質、糖質がバランスよく含まれています。
手軽に食べられる食材です。 - パプリカ
抗酸化ビタミンのビタミンA、ビタミンEやビタミンCも豊富に含まれています。
サラダなどで食べると手軽に食べられます。 - 夏の野菜
夏が旬の野菜は、水分が多く身体を冷やす効果があります。
オクラ、とまと、なす、ピーマン、ゴーヤなど - 水 + レモン + 海塩
ビタミンCは、疲労回復にはとても効果があるレモンを活用してください。
レモンと塩を水に溶かして、朝起きた時と寝る前に飲むと効果的です。
市販のものは、糖質が多いので気をつけてくださいね。
生活
エアコンの効いた部屋では、直接風の当たらない場所に座ったり
風向きに気をつけましょう。
ひざ掛けや上着で、まめに体温管理をして冷えすぎないような工夫を!
身体が冷えた日は、シャワーよりも湯船にゆったりと浸かって
身体を温めます。
睡眠
翌日に疲れを持ち越さないためにも、睡眠環境はとても大切です。
寝る1時間前に、ぬるめのお風呂でゆっくりと身体を温めて
エアコンで寝やすい環境を作って眠ります。
まとめ
「夏バテ」予防で、大切なことは日々の生活習慣であります。
暑いからといって、
クーラーの効いた部屋に長時間いたり、冷たいものを採り過ぎたり
食欲がないから、素麺などで簡単にすませてはいけないですね。
暑さに負けて、楽してすごしていると
夏の終わりに、「夏バテ」になってしまうことがよくわかりました。
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