恵方巻きは、毎年その年の縁起のよい方角(恵方)に向いて食べる風習ですね。
恵方とは、その年の財運や幸せを司る神様である「歳徳神(とくとくじん)」と呼ばれる神様がいらっしゃる方角です。
歳徳神さまは、1年に1回移動するので、毎年恵方が変わります。
皆さんは、恵方巻きをいつ食べていますか?
恵方巻きの具材や正しい食べ方について、調べてみました。
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恵方巻きは、いつ食べるの?
節分に恵方巻きを食べる時は、「願い事をする」「吉運を招く」目的があるので豆まきを行ったあとがよいとされています。
一般的に、夕食に食べる人が多いようです。
恵方巻きの具材の意味と由来
恵方巻きの具材は、「七福神」にご利益をもらうことができることを願って「7種類」を入れると言われています。
- 大黒天・・・商売繁盛、農業の神様
- 恵比寿天・・・商売繁盛、大漁、五穀豊穣の神様
- 弁財天・・・商売、音楽、芸術を司る神様
- 毘沙門天・・・財宝、戦いの神様
- 布袋尊・・・子宝、繫栄、夫婦円満の神様
- 福禄寿・・・健康長寿、財産、子宝の神様
- 寿老人・・・健康、長寿、幸福の神様
7種類の具が使われますが、それぞれの神様に由来する具材があるわけでは、ないようです。
「7種類」という数字が、ポイントのようです。
具の数は、絶対に7種類なければならないというわけでは、ありません。
恵方巻きの食べ方
一人1本準備して切らない
食べやすいように切ると「縁が切れる」と言われていているので
丸々1本を準備する。
「恵方」を向いて食べる
「恵方」には、その年の財運や幸せを司る歳徳神さまがいます。
歳徳神さまがいらっしゃる方角に向かって食べると、ご利益を賜ることができると考えられています。
黙って食べる
食べている間は、「願い事をしている」「喋ると福が逃げる」と言われています。
一気にたべきる
一気にまるごと1本を、食べます。
口から離さないようにして食べると、縁がきれなくてよいと言われています。
「口から福をこぼさない」という意味もあるので、頑張って1本を一気に食べます。
恵方巻きは、関西から広まった
節分に恵方巻きを食べる人が、増えています。
恵方巻きは、もともと関西を中心に食べられていました、
最近では、全国的に広がり店舗では毎年、豪華な具材の恵方巻きが売られるようになりました。
「恵方巻」は、毎年幸運を呼ぶ方角「恵方」に向いて食べる太巻きと呼ばれるお寿司という意味です。
食べ方の習慣は、地方によって異なりますが、家庭円満、無病息災を願って、食べながら祈る行事のようです。
まとめ
毎年、年が明けると恵方巻きの予約が始まります。
7種類の具材から10種類、玉子や干瓢などのシンプルなものから海鮮をふんだんに入れたものまで、さまざまです。
今年の恵方巻きは、どんなものにしますか?
選ぶだけでも、楽しいですね。
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